【ブックガイド】本屋大賞1位の『羊と鋼の森』を含む、宮下奈都の小説12冊レビューとオススメ本紹介

羊と鋼の森』で直木三十五賞本屋大賞大賞を受賞した宮下奈都さん。

私は2、3年前にたまたま読んだ『スコーレNo.4』が気に入って、他の作品も次々と読破していった。

宮下奈都さんは音楽がキーワドになっている作品が多い印象。「よろこびの歌」など明るい作品もあるけれど、静かな独特な雰囲気のある作品の方が個性が強く出ていると私は思う。

ほぼ全作読んでいると思っていたけれど、こうして読んだ本をまとめると未読が数冊出てきた。これから読んで更新していきたい。

 

パラメーター

【読みやすさ】 平易 ・・・・ 難解

【作風】リアル  ・・・・ シュール

【登場人物】 少なめ ・・・・ 多め

【作風】 暗め ・・・・ 明るめ

 

 

 

 

 

スコーレNo.4

あらすじ

妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、自分のいちばん大切なものに気が付く。

一言コメント

宮下作品の中で一番好きな作品。

自分らしく生きる、生活をすることを学べる。

オススメ度 ★★★ 星3つ

買ってよかった本、読んでよかった本!私的2016年オススメナンバー1の本!直木賞候補作家「スコーレNO.4」宮下奈都 - 読書は趣味というより娯楽です

 

スコーレNo.4 (光文社文庫)

スコーレNo.4 (光文社文庫)

 

 

 

よろこびの歌

あらすじ

音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進んだ玲。挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない。校内合唱コンクールを機に、玲の心に変化が生まれる―。

一言コメント

合唱ってどうしてクラスを一致団結させるんだろう。

青春!

オススメ度 ★★☆ 星2つ

ロックファン!ザ・ハイロウズファンにおすすめの小説「よろこびの歌」宮下奈都 - 読書は趣味というより娯楽です

 

よろこびの歌 (実業之日本社文庫)

よろこびの歌 (実業之日本社文庫)

 

 

 

太陽のパスタ、豆のスープ

あらすじ

結婚式直前に突然婚約を解消されてしまった明日羽。失意のどん底にいる彼女に、叔母のロッカさんが提案したのは“ドリフターズ(やりたいこと)・リスト”の作成だった!

一言コメント

前向きになれる小説。

やりたいことリストを作成しよう!

オススメ度 ★★☆ 星2つ

やりたいことリスト?引き寄せの法則?「太陽のパスタ、豆のスープ」宮下奈都 - 読書は趣味というより娯楽です

 

太陽のパスタ、豆のスープ (集英社文庫)

太陽のパスタ、豆のスープ (集英社文庫)

 

 

 

田舎の紳士服店のモデルの妻

あらすじ

東京から夫の故郷に移り住むことになった梨々子。三十歳から四十歳「何者でもない」等身大の女性の十年間を二年刻みの定点観測のように丁寧に描く。

一言コメント

少女から大人へではなく、既に大人が新しい。

大人だって成長する。

オススメ度 ★☆☆ 星1つ

本屋大賞ノミネート作家「田舎の紳士服店のモデルの妻」宮下奈都 - 読書は趣味というより娯楽です

 

田舎の紳士服店のモデルの妻 (文春文庫)

田舎の紳士服店のモデルの妻 (文春文庫)

 

 

 

メロディ・フェア

あらすじ

大学を卒業した私は、田舎に戻り、「ひとをきれいにする仕事」を選んだ。けれども、お客は思うように来ず、家では妹との溝がなかなか埋まらない。

一言コメント

美容部員のお仕事小説。

きれいになるのは楽しい。

オススメ度 ★★☆ 星2つ

ビューティーパートナー、美容部員という仕事「メロディ・フェア」宮下奈都 - 読書は趣味というより娯楽です

 

([み]3-1)メロディ・フェア (ポプラ文庫 日本文学)

([み]3-1)メロディ・フェア (ポプラ文庫 日本文学)

 

 

 

誰かが足りない

あらすじ

おいしいと評判のレストラン「ハライ」に、同じ時に訪れた6組の客の物語。お客はそれぞれ足りない事情を抱えている・・・。

一言コメント

何が足りないのか、誰が足りないのか。

ちょっとだけ背中を押されます。

オススメ度 ★★☆ 星2つ

2012年本屋大賞7位「誰かが足りない」宮下奈都 - 読書は趣味というより娯楽です

 

誰かが足りない (双葉文庫)

誰かが足りない (双葉文庫)

 

 

 

窓の向こうのガーシュウィン

あらすじ

ヘルパーとして訪れた横江先生の家で、思い出の品に額をつける“額装家”の男性と出会い、仕事を手伝うようになる。不器用で素直な女の子の成長物語。

一言コメント

女性向けの本。

読んだ後、心がほっこりします。

オススメ度 ★★☆ 星2つ 

サマータイムを聞きながら読む本「窓の向こうのガーシュウィン」宮下奈都 - 読書は趣味というより娯楽です

 

窓の向こうのガーシュウィン (集英社文庫)

窓の向こうのガーシュウィン (集英社文庫)

 
 

 

 

終わらない歌

あらすじ

『よとこびの歌』の3年後。声楽を志して音大に進学した玲は、自分の歌に価値を見いだせず、もがいている。ミュージカル女優をめざす千夏は、オーディションに受からない。

未読

 

終わらない歌 (実業之日本社文庫)

終わらない歌 (実業之日本社文庫)

 

 

 

ふたつのしるし

あらすじ

美優等生の遙名、落ちこぼれの温之。遠く離れた場所で所在なく日々を過ごしてきた二人の“ハル”が、あの3月11日、東京が出会った―。

一言コメント

珍しく恋愛もの。

現実味のない出会いに私はガッカリ。

お気に入り度 ★☆☆ 星1つ 

優等生と落ちこぼれの恋愛小説「ふたつのしるし」宮下奈都 - 読書は趣味というより娯楽です

 

ふたつのしるし (幻冬舎文庫)

ふたつのしるし (幻冬舎文庫)

 

 

 

羊と鋼の森

あらすじ

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始め・・・。

一言コメント

世界観に魅了される1冊。

映画も見てみたくなった。

オススメ度 ★★★ 星3つ 

 

羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森 (文春文庫)

 

 

 

静かな雨

あらすじ

新しい記憶を留めておけないこよみと、彼女の存在がすべてだった行助の物語。

一言コメント

短いお話だからすぐ読める。

著者のデビュー作。

オススメ度 ★☆☆ 星1つ 

2016年本屋大賞受賞著者の原点「静かな雨」宮下奈都 - 読書は趣味というより娯楽です

 

静かな雨 (文春文庫)

静かな雨 (文春文庫)

 

 

 

つぼみ

あらすじ

『スコーレNO4』の主人公麻子の妹・紗英、叔母・和歌子、父の元恋人・美奈子。それぞれがひたむきに花と向き合い葛藤するスピンオフ。その他3編。

一言コメント

大好きな『スコーレNO4』のスピンオフ作品が読めて嬉しい。 

『スコーレNO4』未読でも十分楽しめます。

オススメ度 ★★☆ 星2つ

 

つぼみ

つぼみ

 

 

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