『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ
全国書店員が選んだいちばん売りたい本2019年本屋大賞 大賞
家族よりも大切な家族
あらすじ
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」
パラメーター
平易★・・・・難解
リアリティ・・・★・ファンタジー
個人的★・・・・社会的
感想
オススメ度 ★★☆ 星2つ
瀬尾まいこさんは以前よく読んでいた作家さん。
本屋大賞の大賞ということで、3年ぶりに読んでみた。
そうそう、瀬尾さんの物語には“悪い人”が出てこない。
読んだ後に心が温かくなる作風なんだよなぁーっと、読みながら思い出した。
親が変われば、子はグレる、病むなどが普通の設定。
あえて?全く問題を抱えていない子というのは、面白い設定だと思った。
「親が変わる=不幸」のような勝手な思い込みを反省した。
瀬尾さんの本は『そして、バトンが渡された』に限らずどの本も、読書初心者、中高生が読みやすい内容、文体。
内容が重い本ばかりだと疲れるので、リフレッシュ感覚で読むのに丁度よい。
関連本
『幸福な食卓』ちょっと変な家族の話。
『卵の緒』家族をテーマにした短編集。
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