年末年始1冊も本を読んでません。
あっ、どーも。
暇すぎると本が読めないKです。
図書館でたくさん借りてきたのに。
今年も読んだ本をまとめて紹介。
2019年12月に読んだ本の簡単なレビュー
読んだ本の数:10冊
- 『魔性の子 十ニ国記0』 小野不由美
- 『精霊の守り人』 上橋菜穂子
- 『闇の守り人』 上橋菜穂子
- 『夢の守り人』 上橋菜穂子
- 『貧困専業主婦』 周燕飛
- 『東京貧困女子。:彼女たちはなぜ躓いたのか』 中村淳彦
- 『死にがいを求めて生きているの』 朝井リョウ
- 『終わらない歌』 宮下奈都
- 『へんな西洋絵画』 山田五郎
- 『名もなき家事』 梅田悟司
『魔性の子 十ニ国記0』 小野不由美
オススメ度 ★☆☆ 星1つ
クラスで孤立する高里少年の周りで次々と起こる事故。
そして、更なる惨劇の果てに明らかにされるものとは。
「十二国記」戦慄の序章。
中学生ぶりの小野不由美。
書店で新刊が大々的にアピールされてて、気になって既刊作品を読んでみることに。
ちょいホラーで、夜1人で読むのは止めた。
序章ってわかってるから読めたけど、この1冊だけでは何が何だかわからない。
これからどんな物語へ展開していくんだろう。
『月の影 影の海』も読むつもり。
『精霊の守り人』 上橋菜穂子
オススメ度 ★☆☆ 星1つ
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。
幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。
ドラマがつまらなかった印象が強くて、なかなか読む気が起きなかった。
著者の他作品『鹿の王』『獣の奏者』は最高だったので、読むことにした。
内容知ってるからかな?
他作品より魅力されることはなかった。
『闇の守り人』 上橋菜穂子
オススメ度 ★★☆ 星2つ
おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。
『精霊の守り人』より大人向けな内容。
裏切り、憎しみ、欲望、ドロドロの人間模様が展開される。
著者らしい緻密な世界観もいい。
『夢の守り人』 上橋菜穂子
オススメ度 ★☆☆ 星1つ
人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。
女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。
〝花〟が幻想的で理解するのが難しかった。
守り人シリーズは『鹿の王』『獣の奏者』ほど、私は引き寄せられない。
より児童書向けな内容だからかな。
読み進めていくか悩んでる。
『貧困専業主婦』 周燕飛
オススメ度 ★★★ 星3つ
勝ち組の象徴とも思われていた専業主婦の8人に1人が貧困に直面している。
なぜ彼女らは、自ら働かない道を選択しているのか。
情報があるかないか、考える余裕があるかないかで選択が大きく変わる。
貧困になるとその日その日行きていくのが精一杯で、先について考えることが出来ず、更に情報に疎くなる。
悪循環。
結婚する前に読むことをオススメしたい。
現実を知っておくべき。
『東京貧困女子。:彼女たちはなぜ躓いたのか』 中村淳彦
オススメ度 ★★☆ 星2つ
貧困に喘ぐ彼女たちの心の叫びを「個人の物語」として丹念に聞き続けたノンフィクション。
家族がいなければ私も彼女たちのようになっていたかもしれない。
私がシングルマザーになった場合、間違いなく貧困に陥るとも思った。
経済的な貧しさだけで貧困に陥るわけではない。
病気、希薄な人間関係、孤独、救済制度の知識不足など、ネガティブな要素が重なっている。
フルタイムで働いても生活保護程度という現状に虚しくなった。
『死にがいを求めて生きているの』 朝井リョウ
オススメ度 ★★☆ 星2つ
植物状態のまま病院で眠る智也と、献身的に見守る雄介。
二人の間に横たわる“歪な真実”とは?
他者から見た智也という人物像が謎めいていただけに、南水智也の章はガッカリ。
共通のテーマを違う作家が長編を執筆する螺旋プロジェクトの一つの作品だったよう。
知らずに読んだ。
だから、後半から浅井リョウっぽくない内容だったのか。
それでも、タイトルやらセリフなど浅井リョウの言葉センスは健在だった!
『終わらない歌』 宮下奈都
オススメ度 ★★☆ 星2つ
名作『よろこびの歌』の三年後。
人気作の数年後を描いた作品はたくさんあるけど、期待外れも多い。
そんな中でこちらは良い方では?
後半は同窓会の雰囲気で3年前を引きずり出してしまっていたのは残念だったけど、最後まで楽しく読めた。
『へんな西洋絵画』 山田五郎
オススメ度 ★★★ 星3つ
2019年の印象に残った本として紹介した。
美術評論家・山田五郎氏が、絵につっこみを入れながら、 どうして「へん」なのかを真面目に解説。
笑いながら西洋美術が楽しめるこれまでにない一冊。
絵画を正直に「へん」と思ってもいい!
コメントには思わずクスッと笑ってしまう。
『名もなき家事』 梅田悟司
オススメ度 ★☆☆ 星1つ
有名なコピーライターが無限にある名もなき家事に名前をつけました。
そうそう、こんな細かいこともやってるんだよね。
生ゴミの水分が垂れないように 水切りネットをつまみ上げて
急いでゴミ箱に移そうとすると、
その勢いで汚い水滴が飛んでいき
またまた床を拭く家事
あるあるでしかない。