叱られて、叱ってわかることは、たくさんある
叱られることから人間関係は始まる
聞く力第2弾!
内容紹介
いま打たれ弱い若者、部下を叱れない上司、子供を怒れない親が増えているという。そんな時代に、親に上司に怒鳴られ続けて60年のアガワが贈る、叱られても凹まない心得。
目次
まえがきにかえて
叱る覚悟と聞く力
「ステキ」を誉め言葉に変換する
「私、人見知りなんです」は甘えじゃないの?
最初に本性をさらけ出す
「下心」で人見知りを克服
「失礼ですが・・・・・」は失礼です
後輩を叱る覚悟
怖い顔の利点
スマートな叱り方とは?
叱るルール
部下の叱り方①—借りてきた猫の法則
部かの叱り方②—セクハラと飲み会
「酒場の本音」を肝に銘じる
正解を求めない
叱られる覚悟
親は嫌われる動物と思うべし
叱られ続けのアガワ60年史
その1「家なき子」事件
その2涙の誕生日事件
その3「お父さんにそっくり」事件
その4「一人暮らし」奇襲作戦に成功せり
その5「子供に人権はない」宣言
その6「志賀先生がお読みになると思え」の訓示
その7「対処法」を会得?
叱られる力とは?
「別れ話」の乗り越え方
「最悪経験」を尺度にする
ゴルフに学ぶ人づきあいのマナー
下心のススメ
嫌な言い回し
上手な叱り方
ユーモアと落語の効用
叱られたとき、悲しいとき
言い訳は進歩の敵
ちょっと真面目な、あとがき
オススメ度 星2つ ★★
何歳になっても叱られるのは当たり前、叱られ体験エッセイ!
感想
「新書というより、『聞く』というテーマのエッセイ集だね」とある人に指摘され、まさにおっしゃる通り!と膝を叩いたくらいです。
<まえがきにかえて>で前作「聞く力」について語るアガワさん。「叱られる力 聞く力2」はさらにエッセイさがパワーアップしています。
アガワさんのように知的な人でも叱られてきたのか、アガワさんの年齢になっても叱られる(注意される?)ことがあるのか、温厚そうなアガワさんでも叱ることがあるのか・・・と生きていれば叱られることも叱ることも誰でも当然あることだと気づかされました。叱る、叱られるは精神的にダメージを受けますが、その分成長出来ますし、考えさせられます。
印象に残った文章
二千年以上の昔から、人々は感情のコントロールに苦労していたらしいということです。そう思うと、これは私ごときが悩んだところで解決のつかぬ問題だと、つい笑いたくなってしまいます。