小市民シリーズ第2弾!
第4位『2007 本格ミステリ・ベスト10』
国内ランキング *第10位『このミステリーがすごい!2007年版』国内編ベスト10
内容紹介
小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校二年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは“小佐内スイーツセレクション・夏”!?待望のシリーズ第二弾。
目次
まるで綿菓子のよう
シャルロットだけはぼくのもの
シェイク・ハーフ
激辛大盛
おいで、キャンディーあげる
スイート・メモリー
オススメ度 星1.5つ ★☆☆
学生、若者にオススメの軽い推理小説
感想
こんな高校生いたら恐い。一般市民に混じって小鳩くんや小佐内さんのような人がいるのかもしれないと思ったら、やすやす嘘は付けないし、絶対恨みをかうようなことはしてはいけない。二人は社会に出て生活するのに少々難がありそうだから、私は小市民でよかったとも思いました。で、シャルロットってそんなに美味しいんですか?ぜひ食べてみたい。
印象に残った文章
・・・・・・もう一つ、食べたい。
不意に、その衝動が僕を襲った。
シャルロットはあと二つある・・・・・・。
ぼくは、自分が考えたことに慄然とした。たらりと冷や汗が流れた気がして、ハンカチを首に当てた。
まさか、ぼくは・・・・・・。小佐内さんの分に、手を出そうとしている?