小市民シリーズ第1弾!高校生の日常推理小説「春期限定いちごタルト事件」米澤穂信

 小市民シリーズ第1弾!

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

 

内容紹介

小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。

目次

羊の着ぐるみ

Your eyes only

 おいしいココアの作り方

 はらふくるるわざ

 狐狼の心

オススメ度 星1.5つ ★☆☆

学生、若者にオススメの軽い推理小説

感想

ライトノベルというジャンルになるのでしょうか?アニメ化しそうな内容だなぁという印象です。古典部シリーズよりもさらに軽い日常推理シリーズです。推理以外も軽いというか、登場人物のキャラクターにも魅了を感じなかったのは私の年齢的のせいかもしれません。10年前に読んだら楽しめたのかも。登場人物たちが使用している携帯電話から察するに私よりちょい上くらいの年代が懐かしく思いそうです。過去が気になるので、続きも読みます。

印象に残った文章

「それが、どうした? いまの話はお粗末にも程がある。お前にはそんな気はなかったかもしれないが、いまお前がやろうとしているのは、『都合のいいようにひとを踊らす』ってこだとわからんか。言いたいことがあるならはっきり言え。言えないようなら頼むなよ。そんな中途半端な話で、いつまで続くかわからない待機を頼もうなんざ、ちょいと虫がよすぎるだろう」

 

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