知る喜び
『人生が変わる哲学の教室』では、著名な哲学者の考え方を関連した映画も紹介しながら、学生から私のような主婦までわかりやすいように書かれている。
幸せになる方法の一つに「知る喜び」とアラン先生があげている。誰にでも容易に享受することができ、しかも尽きることのないもの。誰もが知る喜びを幸せの基準にすることができたとき、世界は幸福に満たされるはず。
知らなかった映画、興味のなかった映画も紹介されると俄然観たくなる。観たことのある映画もテーマを念頭に置きながら、観るとより一層楽しめそう。 映画、読書は「知る喜び」を大いに満たしてくれますね。
生きることと死ぬこと
『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』
自分だけが243年間も生きているという人物が主人公。
『最高の人生の見つけ方』
余命宣告を受けた主人公が、単に消極的に死を待つだけでなく、やりたいことを全部やっていくストーリー。
『死ぬまでにしたい10のこと』
余命宣告された若い母親が、死ぬまでにやりたいことをメモして、それを実現していく物語。
夢
『理想の結婚』
理想の結婚が実現したとき、現実が訪れる。理想と現実、そのはざまで苦悩する。
理性と欲望
『ヒューマンネイチュア』
自分を猿だと思っている男が人間になるために「迷ったら欲求に従わないこと!」とアドバイスを受ける。
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悩み
『カンナさん大成功です!』
ずば抜けて歌の上手なカンナは、外見が醜いために、舞台裏で口パク歌手の影武者をしていました。ところが、失恋をきっかけに全身を整形することで自信を取り戻し、成功する。
自分と他人
『モディリアーニ 真実の愛』
あの偉大なピカソにとってもモディリアーニというライバルの存在がいかに重要だったかよくわかる。タイプの違う二人はいがみ合い、お互いを嫌っていたが、心の底では尊敬していた。
仕事
『月曜日に乾杯』
毎日工場でのルーティンワークの繰り返し、家族にもそっけなくされ、陰うつな日々を送る中年男性。彼は誰にとっても一番憂うつなある月曜の朝、思いきって旅に出る。そして、リフレッシュして戻ってくる。
恋愛
『人生は、時々晴れ』
決して裕福とはいえない三つの家族を描いた物語。タクシー運転手の主人公は、家族関係に問題を抱えながら、こうつぶやく「人間は孤独だ。人間は独りで生まれ、独りで死んでいく」と。そしてその後、主人公は家族の絆を取り戻し、勇気づいていく。
『マリと子犬の物語』
家族の距離について考えさせられる映画。新潟県山古志村を襲った大地震を扱ったもの。ある家族の絆が飼い犬たちとの絆とパラレルに、そして時にクロスオーバーして描かれる感動の物語。
幸せ
『ここに幸あり』
大臣をクビになった男が、無職になって平凡な日常に戻り、その中に本当の幸せを見出すストーリー。
『しあわせ』
原題は『偶然と必然』。婚約者と最愛の息子を事故で失った主人公の女性は、失意の中、息子の夢だった世界旅行を続けます。そして「不幸が大きいほど生命力が湧く」と説き、生きる勇気を与えてくれる人物と必然的に出会う。
権力
『シンドラーのリスト』
銃殺し、恐怖を与えることでアウシュビッツ強制収容所の人々管理しようとするアーモンという男に対して、シンドラーがそれをやめさせるため、「王になれ」と呼びかける。王の真の権力とは、「赦すこと」だと諭す。
『天安門、恋人たち』
権力の中で翻弄される若者たちの青春。彼らを揺さぶる権力の姿が常に見え隠れする。
自由
『この自由な世界で』
移民たちは家族を養うために、法の手の届かないところでしか仕事を得られない。だから仕事を斡旋し、与えるほうも法のないところで自由にやる、自由の世界。
人生
『2001年宇宙の旅』
「神は死んだ」キリスト教に頼るのはもうやめよう。謎の物体に力を得た猿が道具を使えるようになって、他の生物から抜きん出るようになったり、木星への極秘使命を与えられた乗務員たちが、コンピューター制御装置の反逆に遭ったり。生き残った船長がその謎の物体に遭遇して、人類を超越した存在になる。