「読む美容辞典」 濱田マサル
久しぶりに美容関連の本を買った。
ここ最近、タレント・モデル本並に有名なヘアメイクアップアーティストメイク本を立て続けに出版されてる印象がある。
家に飾りたくなるような可愛い見た目はいいけれど、肝心の中身はモデルの写真ばかりで、メイクプロセスはわかりづらい、真似できないなど一般女性にはなかなかハードな内容が多い。私のようなひねくれ者はきっと掲載されているコスメなどはブランド(会社の)力(金、圧力)ではないかと疑っているだろう。
この「読む美容事典」は他のヘアメイクアップアーティストが出している本とは一線を画している。
可愛さよりもシンプルさ、モデルの写真はなく、言葉が並べられている。メイク本ではなく、美容のヒント、毎日の心がけが書かれている。
さすがに事典は大げさかな。事典というほど難しくもないし、濃くもない。
「はじめに」で濱田さんご自身が書かれているように“美容意識本”が正しい表現だろう。
―――綺麗を忘れかけたすべての女性へ
まさにこの言葉が当てはまる女性にはベストな本だ。
目次
はじめに
第一章 スキンケア
・スキンケアの基本
・クレンジング・洗顔
・シワ、毛穴、たるみ
・紫外線対策
・角質ケア・ニキビ
・美容医療
・スキンケアコラム
第二章 メイク
・メイクの基本
・ベースメイク
・ポイントメイク
・コスメの選び方・使い方
・メイクコラム
・「ブランドエトワール」~濱田マサルの美容哲学~
第三章 ヘアケア・ボディケア
・ヘアケアの基本
・髪型ほか
・ボディケアの基本
・食・ダイエット
・におい・ニキビほか
・ヘア&ボディケアコラム
第四章 美意識
・美人とは
・幸せとは
さいごに
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感想
自分の興味が強い部分(私の場合はスキンケア)の章は、ある程度調べたことがあったりして知識があるので、答え合わせの感覚で読める。
私の知識間違ってないな、スキンケア方法間違ってないな。うんうん、よしよし。
逆に疎かになっている章は(私の場合はメイク)新しい発見がある。すぐにでも実践できる内容だから、あれこれコスメを買う必要もないとことがいい。
チークの塗り方、まゆげの作り方、ちょっとしたことで自分の顔が好きになれるかも。
同じような美意識持った人がたくさんいる環境にいれば、意識も高く保ち続けることが出来やすいかもしれない。
けれど、残念ながら私の環境は違う。メイクをしないで出社する人もいるし、メイクは完璧なのにネイルが剥げている人もいる。その環境に飲み込まれないようにする為にもたまに読み返したい本。