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【2019ノンフィクション本屋大賞ノミネート作品】伝えれない人生の現実を知る『吃音:伝えられないもどかしさ』近藤雄生

 

『吃音:伝えられないもどかしさ』近藤雄生

 

吃音とは、言葉を円滑に話すことができない状態のこと。

現在も原因はわかっていない。

子どもでは20人に1人、大人でも100人に1人が吃音を持っている。 

 

吃音: 伝えられないもどかしさ

吃音: 伝えられないもどかしさ

 

 

 「よくぞここまで吃音と向き合ってくれました。 吃音を持つ者として、最敬礼。」

『青い鳥』『きよしこ重松清氏絶賛!

 

内容紹介

自らも吃音に悩んだ著者が、80人以上に丹念に話を聞き、 当事者たちの現実に迫る。

 

目次

プロローグ 18年前

第1章 死の際に立ちながら 

第2章 ただ“普通に”話すために

第3章 伝えられないもどかしさ

第4章 新人看護師の死

第5章 言葉を取り戻した先に

第6章 私自身に起きた突然の変化

第七章 “そのまま”のわが子を愛せるように 

エピローグ たどりついた現実

 

パラメーター

平易・・★・・難解

リアリティ★・・・・ファンタジー

個人的・・・★・社会的

 

 

 

感想

オススメ度 ★★★ 星3つ

正直に書く。吃音を物語のスパイス要素でしか考えていなかった。

例えば、三島由紀夫金閣寺』の主人公、村上春樹ノルウェイの森』の突撃隊。

今まで何度も「どもり」「吃音」という言葉を見てきた。

それはあくまでも物語の世界の登場人物の個性。

だから、まさか。

言葉がうまく話せないことによって、自殺に追いつめることまであることだとは思ってもいなかった。

誰もが持つ悩みの一つとして、己で解決できる問題ではない。

コミュニケーション能力が低い、本人の努力不足ではないのだ。

吃音者の状況や環境、悩みは月日の流れと共に変化していく。

私のように吃音に対する知識もなく、周りに吃音を持っている人が近くにいないような人でも、読みながら少しずつ知識を深め、考えられるところがよかった。

 

関連本

きよしこ

本書の帯を書かれている重松清さんの代表作。

吃音の少年が成長していく過程が描かれている。

きよしこ (新潮文庫)

きよしこ (新潮文庫)

 

 

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