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【2019ノンフィクション本屋大賞ノミネート作品】アフリカでソウを殺しているのは誰?!『牙:アフリカゾウの「密猟組織」を追って』三浦英之

 

『牙:アフリカゾウの「密猟組織」を追って』三浦英之

 

野生のゾウは絶滅の危機に瀕し、今後十数年のうちに地球上から姿を消してしまうと言われている。 

象牙の印鑑を重宝する私たち日本人 。

買い求める人がいる限り、象牙の密猟は続く・・・。

 

牙: アフリカゾウの「密猟組織」を追って

牙: アフリカゾウの「密猟組織」を追って

 

 

選考委員満場一致の第25回「小学館ノンフィクション大賞」受賞作

高野秀行(ノンフィクション作家) 「ショッキングな現実が勢いある筆致で描かれ、『ザ・ノンフィクション』の醍醐味がある」

古市憲寿(社会学者) 「実は日本が加害者だった? ゾウと我々の意外な関係性が明らかになる」

三浦しをん(作家) 「私は、今後も象牙の印鑑は絶対作らないぞと決意した」

 

内容紹介

密猟組織のドン、過激派テロリスト、中国大使館員、日本の象牙業者。アフリカゾウ虐殺の「真犯人」は誰だ!?

 

目次

【序章】大地の鼓動

【第一章】白い密猟者

【第二章】テロリスト・アタック

【第三章】キング・ピン

【第四章】象牙女王

【第五章】訪ねてきた男

【第六章】孤立と敗北

【終章】エレファント・フライト 

 

パラメーター

平易・・★・・難解

リアリティ★・・・・ファンタジー

個人的・・・・★社会的

 

 

 

 

感想

オススメ度 ★★★ 星3つ

巨大な牙を持つ人気ゾウ「サタオ」は、チェーンソーンのような工具で顔面をえぐり取られ、牙を奪い取られた状態で見つかった。

日本はきちんとルールを守っている、自分には関係ない。

読む前まで私はそう思っていた。

サバンナでゾウで殺させているのも、テロリストたちに資金を与えているのも、残念なことに象牙を欲しがる日本人。

問題の解決方法は「象牙を買わない」、たったそれだけ。

ユニクロ潜入一年』を読んでも思ったことだけど、「安い」「オシャレ」など欲や見栄のためにモノを選択することは、終りにしたい。

どういった経緯で自分の手元に届くのかについて、今まで私はあまりにも無関心で無知だった。

現在スイスで開催中のワシントン条約締約国会議では、全ての国で象牙象牙製品の売買禁止を求める決議案が提出されている。

しかし、日本は「厳格に管理されており密猟とは無関係」と反論する姿勢。

事実、中国に日本から違法に持ち出され象牙が見つかっているというのに。

このままでは近い将来子どもたちが本物のゾウを見ることはなくなるだろう。

日本人として非常に残念でならない。

 

関連本

『晴れ、ときどきサバンナー私のアフリカ一人歩き』

著者が最も気に入っているアフリカ関連の本。本書にも登場するケニアで獣医師として活躍する滝田明日香さんのエッセイ。

 

晴れ、ときどきサバンナ―私のアフリカ一人歩き (幻冬舎文庫)

晴れ、ときどきサバンナ―私のアフリカ一人歩き (幻冬舎文庫)

 

ユニクロ潜入一年

安い服を欲しがる日本人のために過酷な労働を迫られている人たちが大勢いる。身近なファストファッションについて考えさせられる一冊。

 

ユニクロ潜入一年

ユニクロ潜入一年

 

 

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