『本と鍵の季節』米澤穂信
「青春×ミステリ」と言えば、米澤穂信!
新作の『本と鍵の季節』は古典部シリーズよりもビターなミステリ。
頼まれごとを解決することで見えてくる、さまざまな事情はちょぴりやるせない。
放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ、開幕!
内相紹介
堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。
図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきて、亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。
図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
目次
913
ロックオンロッカー
金曜に彼は何をしたのか
ない本
昔話を聞かせておくれよ
友よ知るなかれ
パラメーター
平易・・★・・難解
リアリティ・★・・・ファンタジー
個人的・・★・・社会的
感想
オススメ度 ★★☆ 星2つ
主人公が図書委員は、今までにない設定で面白い。
図書室の本がキーワードになり、持ち込まれた謎を解決していくのは、本好きとしてはワクワクする。
堀川と松倉、この二人のキャラクターもいい。
謎を解いていくうちに、お互いを知っていくけれど、知らない部分もある。
口に出していいこと、口に出さないことがいいこと。
今後は二人の友情関係も気になるところ。
続きが読みたいです、米澤先生!
シリーズ化されたら映像化も期待しちゃうな。
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