【新書】この11人の大富豪こそ、真の「実力者」なのです!彼らの成功の秘密とは?!『世界を動かす巨人たち<経済人編>』池上彰

彼らに共通する成功の秘密

9月に『世界を動かす巨人たち<政治家編>』を読んでから時間が経ってしまいましたが、<経済人編>をやっと読むことができました。

彼らは私たちの生活を劇的に変えました。だから巨万の富を持つことができたのです。彼らに共通するのは思い切りの良さです。有名大学という肩書きや安定という将来ではなく、自分のアイデア、信念を通すことが成功の秘密です。実際、アイデアが浮かんでもなかなか行動には移せないです。失敗、批判も恐いですし、しがらみもあります。

そんな大それたことをしなくとも世の中を変えることが出来るかもしれません。小さな成功をたくさん達成することも可能です。それを中国版の楽天とも言われる「アリババ」を始めたジャック・マーが発言しています。

「数年前まで、私は世界を変えたいと思っていました。でも今は違います。もっと良い方向に変えていかなければならないのは、私たち自身だと感じています。まず私たち自身が変われば、世界は変わる。そのほうが簡単でしょう?

 私は世界をより良い方向に改善したいと思っています。私の会社の若い社員たちはきっと喜ぶだろうと。若い社員たちが喜びを感じていれば、お客様にも喜んで頂けるだろう。スモールビジネスを営む方々に喜んで頂けたら、私たちは幸せです」(「世界経済フォーラム二〇一五」での発言)

史上最強の投資家・バフェットの言葉

デモや集会だけでは社会を変えることはできない。しかし、方法次第で世の中を変えることができる。

 

トランプのやり方はネットの世界でも

トランプ大統領のマスコミ自分を売り込む方法はしばしばネットでも見られる炎上商法と似ていると思いました。ネガティブな記事であっても、無視されるよりは効果があり、人と違ったり、少々出しゃばったり、大胆なことや物議をかもすようなことをすればマスコミ(ネット民)はすぐに飛びつくというのです。その方法が良い、悪いではなく、上手く利用し、マスコミは手玉にしていることに関心してしまいました。政治、ビジネスはメディアを上手く使いこなすものが勝者になっていることは否めないです。

数年後、巨人たちはどうなっているのでしょうか。新たな巨人に日本人も仲間入りをしていれば嬉しいです。

世界を動かす巨人たち <経済人編> (集英社新書)

世界を動かす巨人たち <経済人編> (集英社新書)

 

 内容紹介

池上彰が、歴史を動かす「個人」から現代世界を読み解く人気シリーズ、第2弾!

この11人こそが、真の「実力者」だ!

アマゾン、グーグル、マイクロソフトフェイスブック、アリババ、等々―――。

世界を激変させた創業者たちは、どんな人物で、いったい何を考えているのか?

時に、政治権力者以上の、底知れぬ実力を発揮する大富豪たち。

だが、かれらの来歴や人となりは、よく知られていない。

かれらが何者かを知らずに、国際ニュースは語れない!

目次

はじめに

第一章 ジャック・マー(アリババ)

第二章 ルパート・マードック(メディア王)

第三章 ウォーレン・バフェット(大投資家)

第四章 ビル・ゲイツ(マイクロソフト)

第五章 ジェフ・ベゾス(アマゾン)

第六章 ドナルド・トランプ(不動産王、米国大統領)

第七章 マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック)

第八章 ラリー・ペイジ&セルゲイ・ブリン(グーグル)

第九章 チャールズ・コーク&デビッド・コーク(ティーパーティー運動の黒幕) 

おわりに

お気に入り度 星2つ ★★☆

数年後、巨人たちの顔ぶれは変わっているのか?

 

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