化け物になった僕は、夜の学校で、ひとりぼっちの少女に出会う
- 作者: 住野よる
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/12/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内容紹介
紹介 夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。 ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。 誰もいない、と思っていた夜の教室。だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて――。
感想
衝撃的なタイトルに爽やかな装画のアンバランスな「君の膵臓をたべたい」は、どの書店でも目を惹いていたし、話題にもなっていたので知ってはいました。聞いたことのない作者、中高生や普段小説を読まない人にも売れていることから、読まず嫌いをしていました。ところが、読書家やおぎやはぎの矢作兼も絶賛していると知り、読まず嫌いを克服することにしました。ひねくれものの私は王道の「君の膵臓をたべたい」を避け、「よるのばけもの」から読んみましたが。
さて、肝心の感想ですが一言で表すと「読みやすい」です。林先生(林修)が「最近のベストセラー本が離乳食」と表現したのが話題になりました。林先生からするとまさに「離乳食」だと思います。私は「(スーパーやコンビニで買える)お菓子」という感じな気がします。読書初心者にも気兼ねなく読め、読書家の息抜きにも丁度いいと思いました。
オススメ度 ★★
青少年、読書初心者向けの本
印象に残った文章
「私もあっちー、くん、もその子、達それぞれも違、うよ。違うことは当た、り前だよ。だから考え、てることなんて分、かるはずない」