昨日ついに2016本屋大賞が発表。
大賞は 宮下奈都さんの「羊と鋼の森」
今年になって知り、読み始めた作家が大賞というのは嬉しい。
まだ、「羊と鋼の森」は未読ですが・・・汗
私が読んだ宮下奈都7作品を個人的にオススメ度順にまとめてみた。
7位 「誰かが足りない」
好きな短編は一つは見つかりそう。
主人公は女性という宮下奈都作品の中で男性が主人公の作品が読める貴重な小説。
タイトル通り「誰かが足りない」=「何かが足りない」本。
6位 「よろこびの歌」
校内の合唱コンクールをキッカケにクラスメイトが団結し出す物語・・・と書くと金八先生みたいですが。
女子高校生たちが主役の小説。
5位 「田舎の紳士服店のモデルの妻」
この作品の主人公は30代。しかも、子持ちの主婦。
宮下奈都作品で出てくる10代の女性が30代になったらこういう感じなのだろうかと思いながら楽しめる。
4位 「メロディ・フェア」
女性のお仕事小説という位置付けになるだろうか。
働くことについて、女性がメイクをすることについて書かれてい。
3位 「太陽のパスタ、豆のスープ」
やりたいことを探す、やりたいことをやるというのが、若者に与えられる課題という世間の風潮。
やりたいことって何だよ・・・と疑問を持ったら読んでみることをすすめる。
2位 「窓の向こうのガーシュウィン」
私的には「誰かが足りない」の長編版のような小説。
主人公が慌しくなくて、ストーリーもゆくっり進むので、心がスーッと温まる。
1位 「スコーレNO.4」
他の作品と比べても圧倒的に面白いと思う。
恋愛や家族、仕事などのテーマに偏ってなくて、女性が成長がしていく上での悩みや課題を乗り越えていく姿をとても丁寧に書かれている。
正直、宮下奈都さん初読が「スコーレNO.4」ではなかったら、他の作品には手を付けなかったと思う。
「羊と鋼の森」が本屋大賞を受賞したことによって、読むのが楽しみな分、期待も大きい。「スコーレNO.4」くらい面白い本でありますように・・・と願うばかりだ。
(ごちゃごちゃ言ってないで、さっさと読め!というツッコミは入れないで)