傷ついても、報われない恋だとわかっていても止められない!100%恋愛小説『白いしるし』西加奈子

猫の後ろ姿の写真が表紙。

たぶん読み始めて、猫?何の関係?って思う。

ただ可愛いから使ったのかな、って。

で、「ぐわー!そういうことか!」ってなる。面白い。

気になる人は、小説読んでね。

 

白いしるし (新潮文庫)

白いしるし (新潮文庫)

 

 

あらすじ

恋を遠ざけていた32歳の絵描きの夏目。友人である瀬田を通して知り合った年下の間島の絵を見た瞬間から強烈に惹かれてしまう。恋人のいる間島とは結ばれないと知りながらも気持ちを抑えることは出来ない。

 

パラメーター

【読みやすさ】 平易 ・・・・ 難解

【作風】 リアル ・・・・ シュール

【登場人物】 少なめ ・・・・ 多め

【雰囲気】 暗め ・・・・ 明るめ 

 

 

感想

オススメ度 ★★☆ 星2つ

私の今までの恋愛はニセモノだったのかもしれない・・・。

超・恋愛小説。

主人公の夏目は恋を遠ざけていたくせに好きになると一直線。

報われない恋だとわかっていても止められない。

間島に惚れてしまう気持ちがわかる気がする。

世離れした男性というのに女性は滅法弱い。

誰かを好きで、でもその誰かは誰かを好きで・・・。 

私は結婚して、もうこんなに苦しい想いをしなくてもいい(おそらく)のだと思うとホッとすると同時に寂しく思う。

だから、小説で恋をする。

いつでも誰にでもなって世界を体験できちゃう小説がやっぱり好き。