2021年11月に読んだ本の数:5冊
漫画:1冊
※プラスで毎晩絵本5ー8冊読み聞かせ、漫画10話程度読んでいる
今年は月5冊程度の読書量、去年までは月10冊ペースだったのですが、どう時間を捻出していたのか今や思いさせない。が、おそらくBTSにかける時間が増えたためと思われる。これはもう仕方がない。
■キツネ目 グリコ森永事件全真相
作者:岩瀬達哉
「グリコ森永事件」は私が生まれる前の事件のため、時効前に放送されていたと思われる特番で得たうっすらとした知識しかない。お菓子に毒物を仕込んで、お菓子メーカーに脅迫状を送った。犯人はキツネ目をした男性。この程度。
だから、この本を読んで事件の内容、経過を知ったという感じです。ただ、本のタイトルであるキツネ目の男についてはあまり触れられてません。そりゃぁ、未解決事件なんだから作者が書けることなんて限られているのは当たり前といえば当たり前なのですが。
■Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章
著者:ルトガー・ブレグマン
上巻に知的好奇心をくすぐる内容が盛り沢山過ぎたの?
面白いんだよ、面白いんだけど、上巻が最高過ぎるのよ。
ホモサピエンス全史もだけど、この手の本って前半がピークなのよね。
アメトーーク!の読書芸人でカズレーザーがおすすめしてました。
■琥珀の夏
著者:辻村 深月
子供の頃の抱いた気持ち、思い出、記憶。大人になって変わるもの、変わらないものがある。
子供の頃にはわからなかった付き合い、何となく大人の前では口に出してはいけないような言葉、辻村さんは子供の視点を描くのが上手いなぁと思います。忘れていた幼い頃の記憶、感情をフッと思い出させてくれる。なんで忘れていたんだろう。物語の後半、大人の心情が描かれると自分も大人になってしまったと気がつかされる。
かつてカルトと批判された〈ミライの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。小学生の頃に参加した〈ミライの学校〉の夏合宿。そこには自主性を育てるために親と離れて共同生活を送る子どもたちがいて、学校ではうまくやれない法子も、合宿では「ずっと友達」と言ってくれる少女に出会えたのだった。もし、あの子が死んでいたのだとしたら……。
30年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と罪があふれだす。
■ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2
著者:ブレイディ みかこ
帯に「完結」とあって、ショックを受ける。終わりなの?
親離れする時期、多感な時期だからこれ以上続けるのは難しいのかな。
私が13歳の時、自分のことで頭がいっぱいで社会や他人に目を向けることは出来なかった。
それは今も同じで、視野が狭いことに反省させられる。
前回に引き続き、「他者の靴」を履いてみる「ぼく」には関心する。
今の子供ってこんなに視野広いの?
■+1cm(プラスイッセンチ)たった1cmの差があなたの世界をがらりと変える
著者:キム ウンジュ
BTSメンバーが読んだ本として紹介されていたので、チェック。
著者は韓国の広告代理店のコピーライターとして活躍していた方だということで、
とてもキャッチーな言葉で、心に刺さるものがある。
本の中には「世界が終わるわけではない」という言葉があるのだけれど、私は「死ぬわけではない」と自分に言い聞かせることがよくある。
失敗した時や何かにチャレンジしようとする時など、「別に死ぬわけじゃないし」「時はもどせないし」といったように思うと、引きづらない。二晩寝れば忘れるようになった。
怒っていいのは
ささいな理由で怒っていいのは
自分が完全無欠なとき
停電で自分の顔が相手に見えないとき
生まれつき怒った顔の人であるとき
怒りんぼコンテスト代表選手のとき
あるいは嬉しいときときに怒った顔をする
不思議の国の住人であるときだけ許される。
つまり
怒りを顔に出していいことがあるときなんて、めったにない。
深刻でどうしようもない事情があるなら
あなたが怒っているのを見て周りも同情してくれるかもしれない。
でも、ちょっとしたことにイライラしてばかりいるのは
自分の心のせまさをさらけ出すだけだ。
怒りをかくす方がずっと上手だよ。
■天使なんかじゃない
作者:矢沢あい
「天使なんかじゃない」、略して「てんない」15年以上ぶりに読んだ。そして、泣いた。
恋愛、青春、友情、ファッション。高校生の頃に大切だったものがギュッと詰まっている。
登場人物がみんないい子(これ重要)でね、読んでて気持ちが沈まないのがいい。
私が高校生の頃はみんな「NANA」読んで、カラオケで「グラマラススカイ」歌ってたなー。
懐かしくなっちゃいました。