小林聡美をさらに好きになる一冊
2月15日放送の『ゴロウ・デラックス』のゲストは女優・小林聡美さん。独特の間と謎めいた独特の雰囲気が魅力的で、久しぶりにエッセイを読みたいと手に取ったのが『散歩』です。(課題図書は『ていだん』)
疲れたらコーヒー飲んで休憩して、他愛もない会話を楽しんで・・・一緒に東京を散歩しているつもりで読みました。私が勝手に抱いていた加瀬亮さん、もたいまさこさんのイメージが違うことに驚き、フードスタイリストの仕事を知り、年を取ることについて考えたりしました。相手が小林聡美さんだから和やかな雰囲気で話してくれていると感じました。
もたいさん
おかしいなと思ったら、怒ってもいいのよ
負の感情のイメージがあるから怒らない方が良いと思い、悩んでいたので救われました。おかしいことは怒ってもいい。そうだ、そうだ。
小三治さん
20代の頃は流行を追っかけて、話題に乗っかれるように必死でした。でも、今は興味がないことを追っかける余裕と元気がなりつつあります。疲れてきている。私は好きなことを好きなようにやる、そこに行き着きたいです。
内容紹介
「散歩はひとりに限る。身軽な格好で、好きな路地を選んで、ふらふらウロウロするのは、かなり贅沢な行為だと思う」(おわりにより)。そんなひとり散歩が大好きな俳優が、井上陽水さん、もたいまさこさん、柳家小三治さんなど、気がおけないひとたちと、気ままに散歩。仕事、人生、大切なこと……。時に笑い、時に深く語り合った、うたかたの記録。
目次
井上陽水(シンガーソングライター) 代官山~中目黒
飯島奈美(フードスタイリスト) 増上寺~ザ・プリンス パークタワー東京 ボウリングサロン
もたいまさこ(女優) 新宿~箱根湯本(小田急ロマンスカー)~富士屋ホテル
おわりに
お気に入り度
読んでたら小林聡美さんが出演している作品が見たくなって『パンとスープとネコ日和』を観た。そしたら、今度は原作が読んでみたくなって・・・。『ていだん』も読みたいし。こうやって読みたい本がたまっていくんだよね。あ、石田ゆり子さんの『Lily』もチラッと読んだ。