【ミステリー短編推理小説集】人間って怖い!彼らはすべてを封印したはずだった。死者も犯罪も。『犯人のいない殺人の夜』東野圭吾

 「赤ちゃんの匂いがするー!」

娘を抱っこすると友人たちは口々に言う。

この独特の匂い。

娘を産んだ今だからわかる。

この匂いの正体は・・・

正体は・・・

私のおっぱいミルクの匂いじゃー!!

赤ちゃんの匂いがしなくなった時、それは授乳が終わった時だ。

物事には必ず理由がある。

犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)

犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)

 

 

内容紹介

犯人がいないのに殺人があった―。

さまざまな欲望が交錯した殺人事件を描く表題作ほか六編を収録。

人間の心理のドラマとミステリーの醍醐味が味わえる傑作。

目次

小さな故意の物語

親友が屋上から落ちて死んだ。犯人がいない殺人の犯人捜し。

闇の中の二人

ベビーベッドに眠る赤ん坊の首を絞めたのは誰なのか…

踊り子

孝志が想いを寄せる踊り子の死の真相は?

エンドレス・ナイト

「この町があの人を殺したのよ」奥さんが大阪を憎む理由とは?

白い凶器

自分のせいではない。材料課で二人が次々に死んだ。課員の中に殺人者はいるのか…

さよならコーチ

決死の覚悟で彼女は死んだ。自殺の原因は—?

犯人のいない殺人の夜

岸田家と家庭教師二人は死体を隠そうと計画するが…

お気に入り度 星2つ ★★☆

人間って怖い!と思う短編集。

 

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村