思い出の名作に再び会いに行きませんか?
内容紹介
いまで世界の名作童話、物語31作品
目次
青い鳥
ヘンデルとグレーテル
シンデレラ
愛の妖精
コルニーユ親方の秘密「風車小屋だより」から
にんじん
フィレンツェの少年筆耕「クオレ」から
ピノキオ
ニルスの不思議な旅
みいくいあひるの子
もみの木
マッチ売りの少女
赤い靴
パンを踏んだ娘
人魚姫
雪娘
最後の一葉
パレアナ「少女パレアナ」「パレアナの青春」から
ロイド老淑女「赤毛のアン」から
小公女
小公子
イノック・アーデン
オススメ度 星3つ ★★★
子どもには読み聞かせ、大人は懐かしくも勉強になる本
感想
子どもが寝る前に読み聞かせをしたいと本を探していました。実家には私たち4人姉弟分の絵本が大量にあり(母は物を捨てられない病)、その中に今回読んだ「子どもも大人も楽しめる名作童話31篇の物語り」があったので、まずは試しにと私が読みました。幼い頃、読んだ(読んでもらった)のに内容をすっかり忘れてしまっている作品もあり、新鮮な気持ちで読むことが出来ました。
<アルプスの少女ハイジ>などは名作アニメ、<シンデレラ>などはディズニー映画として映像で記憶しています。想像しながら読むと「粉ひき屋って何?」「4マイル(6.4キロ)ってどれくらい?」「はしばみはどんな植物?」私でもすぐに答えが浮かばない質問を子どもされるかもしれない、と考えさせられました。また、宗教的な背景や作者が伝えたいことも、大人になった今だからこそ理解でき、子どもだけではなく、大人も楽しめる本でした。
ストーリーの後にはそれぞれ牧野さんの収録されている作品の思い出や作者について書かれています。初耳話も多く、大人も楽しめますし、咀嚼して子どもに伝えるのも面白いと思いました。
次は日本の昔話が収録されている読み聞かせ本を探します。
印象に残った文章
「わしは家にいないからな」
「だからいいんだよ。仕事で憂さが晴れるから。でも母さんは僕をひっぱたくよりほかに憂さばらしがないんだよ。でも、全部が全部、父さんの責任だと言ってるんじゃないぜ