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as I am

主に本のこと。たまに日記。

芸能人のエッセイ、損などさせられるものか「泣くなら、ひとり 壇蜜日記3」壇蜜




 

 「美しいまでの潔さ!思わず抱きしめたくなった」作家・柚月裕子さん驚愕

文庫書き下ろし日記、待望の第三弾。

そして、初の読み切り小説収録。

また来年、第四弾も楽しみ。今後もずっと続いて欲しい数少ないエッセイだ。

 

内容

 

「幸せにします」と言われても、「幸せって何さ」と思い、 手帳には大事な存在である「ある少女」からの手紙を挟んで持ち歩き、 自分の中には、反対の性が住んでいると断言。 見られてマズイ画像を持っている人を心の中で数え、 3月11日には、非力でも、向いてなくても、誰かを助けたい、と祈り、 暴かれたら世間から血祭りに上げられそうな過去があり、 たくさん寝ることが大好きで、孫自慢の激しい祖母の長生きを心の底から願い、 「私と春はどちらが図々しいだろう」と考える…… 〝35歳の壇蜜〟という、類い稀なるキャラクターのリアルがここにある!

 2015年7月~16年7月までの書き下し日記のほか、竹取物語をベースにした、壇蜜初の短篇小説「光ラズノナヨ竹」(「オール読物」掲載)を特別収録。

 

目次

 

2015 夏 阿呆のふりができる者が、したたかに世界をまわすのかも。

2015 秋 振り向けば横浜、言い返せば悪者だ。

2015-2016 冬 暴かれたら世間から血祭りにあげられそうな過去がある。

2016 春 私と春はどちらが図々しいだろう。

2016 夏 初めてしっかりとフナムシを見る。

短編小説 光ラズノナヨ竹

あとがきー壇蜜による直筆のメッセージー

 

お気に入りの一節

 

2016/02/25 晴れ

握った男の手をぐいと引き寄せたかったが、今日のところは勘弁してやる。

 

感想

 

無料で読めるブログがある中で、エッセイを出版するのは非常に厳しい世の中ではないのかと個人的に思っている。芸能人というだけでは毎年1冊、今年で3冊目を出版出来ないのではないだろうか。人を惹きつける文章力が間違いなく必要だ。

連載を6つ抱えているのだから、壇蜜は実力があると言い切ってもいいような気がする。それほど、壇蜜の文章は面白い。「消えた」「干された」と言われるらしいが、“グラビアアイドル壇蜜”のファンだけでなく、私のように“物書き壇蜜”のファンも着実に増やしていると素人の私は勝手に予想する。

取り繕わない、ありのままの毎日、そして心情がシリーズ1作目から一貫して書かれている。芸能人なのに男のこと、仕事関係の人のことを赤裸々に書いて、世に出していいの?と読んでいるこっちが心配してしまうくらいだ。そこもまたこのシリーズの魅力の一つ。 小説家デビュー作「光ラズノナヨ竹」も読みやすかった。もう少し長めの小説も書いて欲しい。