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主に本のこと。たまに日記。

恋愛ミステリー?中村文則解説「窓の魚」西加奈子




 

 

「窓の魚」 西加奈子

西加奈子さんの小説は全部読んでやろう!と意気込んでいる。

今月発売の「まく子」も予約済みである。

「窓の魚」は同じ時間を四人の視点から描かれている。一緒に夕食を食べている時もそれぞれ別のことを考えていたり、別の所を見たり、気にしたりしている。同じ時間を過ごしていても、全く違う時間を過ごしているみたいだった。こういう意図があったのか!という所も多々あり、ジャンル的には恋愛だけれど、ミステリー小説要素もある。

窓の魚 (新潮文庫)

窓の魚 (新潮文庫)

 

あらすじ

口数の少ない黒髪のナツ、胸に傷のある優しいアキオのカップルと甘い香りのする可愛いハルナ、煙草ばかり吸う無関心のトウヤマのカップルは温泉旅館に一夜を過ごす。翌朝、宿には身元のわからない死体が発見される。秘密を抱える四人の恋愛小説。

バラメータ

恋愛度   ★★★☆☆ 星3個

相手を想う四人の感情は果たして恋愛感情なのだろうか。

実は相手も想う気持ちの根本はこんなにドロドロしているのかもしれない。

綺麗ごとなしだと。

友情度   ★☆☆☆☆ 星1個

傍から見れば仲良くWデートしているようだ。

実際は友情関係など全くない。

仲良いわけではないのになぜか(誰が言い出したか、どういう経緯なのかは謎)一緒に出掛ける事になっていまうのはわりとあるような気がする。

家族度   ★★★☆☆ 星3個

秘密は家族に関係している。

いつまでも家族のせいでトラウマになっている。

本当は家族のせいではないし、誰かに依存しても逃げてもいけない。

自分で解決するしかない、親離れ、過去に囚われないこと。

イケメン度 ★★★☆☆ 星3個

トウヤマの顔はどうやらかっこいいらしい。

煙草依存は嫌だが、意識せずともしている行動(それが例え面倒が故の行動だとしても)が女性を魅了してしまうのだろうなと思う。

オシャレ度 ★★☆☆☆ 星2個

ハルナは見た目に強い拘りがある。

一泊の旅行だとしても大きなバックだし、常に甘い香りを漂わせている。

ナツの飾り気のない感じも好きだ。美人の特権だろうけど。

グルメ度  ☆☆☆☆☆ 星0個

温泉旅館なので夕食は部屋で食べているが、美味しそうとは思えない。

四人も差ほど「おいしい」とは思っていないようだ。

感想

恋愛小説ではあるが謎が残されたまま話は終わる。理解力、読解力の乏しい私としては有耶無耶。人によっては理解しようともう一度読んだり、整理したりすのだろうけど、私はそのよくわからない有耶無耶の余韻に浸るのが好き。小説ならではの面白さだと思う。

解説は中村文則さんで「ああ、納得」という感じがする。数冊しか読んだことはないけれど、中村文則さんっぽい(真似とかではなく)と小説だと思った。四人の闇やふとした瞬間の恐ろしい感情などが。