「どんぐり姉妹」 吉本ばなな
前にTV「王様もブランチ」で女優の木村文乃さんが紹介していた本。
木村文乃さんが特別好きというわけではないけれど、紹介の仕方が上手かったのかすぐに読みたくなって、翌日には書店に吉本ばななさんの「どんぐり姉妹」を買いに行った。(同じく紹介されていた「おおきな木」も)
今でもたまに読みたくなるから、手元に残しておいているお気に入りの本。
あらすじ
恋をすると家に帰らなくなる姉のどん子、内省的な時期に入り家にこもりがちな妹のぐり子が始めた仕事は相談サイト「どんぐり姉妹」
交通事故で両親を失い、気難しいおじいちゃんの世話をし、手を取り合い二人で生きてきた姉妹のたわいない温かい生活の物語。
バラメーター
恋愛度 ★★★☆☆ 3個
どん子はひたすら恋愛をしている。
ぐり子は初恋を懐かしむシーンがある。
どちらの恋愛感も嫌いになれない。
友情度 ☆☆☆☆☆ 0個
友情はないかな。
家族度 ★★★★★ 5個
姉妹愛、親子愛 、祖父孫愛に溢れてる。
家族って温かい。
イケメン度 ★★☆☆☆ 2個
ぐり子の初恋相手の麦くん。
ぐり子と隣の席になるだけで顔が真っ赤になるなんて、ピュア。
きっと好青年だろうと、想像を掻き立てる。
オシャレ度 ★★☆☆☆ 2個
どん子は恋をするとエステ、ネイルに服を買いに行ったり忙しい。
ぐり子は髪がボサボサし始めている。
半年くらいスーパーとDVDレンタル店と書店とスターバックスくらいしか行ってないからだ。
私的にスターバックス行くのはオシャレ。
グルメ度 ★★★★☆ 4個
韓国に行って、美味しいサムゲタンが食べたくなる。
でも、私サムゲタンがどんな食べ物かわかりません。
赤くて、辛そう。
感想
私は温かな家族の小説が好きだ。
その中でも、「母娘」「姉妹」関係が好きだ。
私にも妹が二人いる。
妹はもちろん妹であるのだけれど、様々な環境を一緒に乗り越えてきた戦友でもある。
そして、冗談を言い合ったり、恋愛話、相談ごとをする友達でもある。
吉本ばななさんの小説はどれも温かく、優しい気持ちになれる。
友達とおしゃべりしているような軽い文体で、あっという間に読み終わってしまう。
時間を忘れて喋り続け「えー、もうこんな時間?」と言い合う感じて似ている。