【決定版!面白い本ランキング2018】読書好き主婦がオススメ本15冊を紹介する

2018年を総括。

2018年は1年で100冊の本を読むことを目標に黙々と本を読み漁り・・・

読んだ本の数:174冊

読んだページ数:46747ページ

見事、達成できました!!

(拍手)

 

今日は174冊読んだ本の中から、

特に印象に残っている本を15冊ピックアップしてみました。

 

 

 

・小説

 

かがみの孤城

かがみの孤城

 

 『かがみの弧城』 辻村深月

内容

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。

感想

納得の本屋大賞大賞!辻村深月の最高傑作だと思う。作者の本は好きだけど、個性が強すぎるキャラや辻褄合わせに感じるミステリー、長い背景描写に疲れることも正直あった。が、それがない。作者らしさ、強みはちゃんとあって、完成度が高い。いやー、面白かった!

 

 

本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

 

 『本屋さんのダイアナ』 柚木麻子

内容

「大穴」という名前、金色に染められたパサパサの髪、行方知れずの父親。自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と同級生の彩子だけが光を与えてくれた。正反対の二人は、一瞬で親友になった。そう、“腹心の友”に―。

感想

ああ、やばい。私の好きな要素が詰まっている。 友情、恋愛、衣食住、少女から大人になる過程の小説が好き。境遇は違っても心の葛藤は誰しもある。 あの頃の気持ちを思い出し、こそばゆくなる。たくさん本も出てきて、読書好き女子にはたまらん!

 

 

新参者 (講談社文庫)

新参者 (講談社文庫)

 

『新参者』 東野圭吾

内容

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。

感想

人気作家の理由・・・面白い!これにつきる。 加賀恭一郎シリーズと知らずに読んだけど、登場人物たちの関係性、背景、過去などモヤモヤせず楽しめた。犯人を突き止めるまでの過程が今まで読んだことのない手法で斬新!

 

 

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

 

日の名残り』 カズオイシグロ

内容

品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々―過ぎ去りし思い出は、輝きを増して胸のなかで生き続ける。

感想

これといった山場はないのに最後まで読ませてしまうからすごい。そして、余韻がやばい。モヤモヤしたものがずーーーっと残る。で、他の作品も読んでみたくなる。これが作者の特徴なんだと思う。でも、カズオイシグロの初読みが『充たされざる者』だったら正直、挫折してたよ。

 

 

大聖堂 (村上春樹翻訳ライブラリー)

大聖堂 (村上春樹翻訳ライブラリー)

 

『大聖堂』 レイモンドカヴァー、村上春樹

内容

表題作に加え、「ぼくが電話をかけている場所」「ささやかだけれど、役にたつこと」ほか、一級の文学としての深みと品位をそなえた、粒ぞろいの名篇を収録。成熟期の風格漂う、レイモンド・カーヴァー最高の短篇集

感想

どの短編も肉付けされており、だからといって余計な肉ではなく、無駄がない。短編でここまで登場人物たちのリアルを表す文章力がすごい。表題作表題作「大聖堂」は良すぎた。これだけを読みたいがために、本をめくることもあると思う。

 

こころ (新潮文庫)

こころ (新潮文庫)

 

『こころ』 夏目漱石

内容

「私」は、鎌倉の海で出会った「先生」の不思議な人柄に強く惹かれ、関心を持つ。「先生」が、恋人を得るため親友を裏切り、自殺に追い込んだ過去は、その遺書によって明らかにされてゆく。

感想

高校の授業以来に夏目漱石を読む。内容は覚えていたけど、当時と印象は変わった。先生もKも随分と幼い考えを持った人物のように思える。一応、高校時代よりも恋愛経験をした、私が大人になったということか。名作なので様々な解説があり、それを読むと新しい発見もあり、より楽しめた。

 

 

・ノンフィクション

 

極夜行

極夜行

 

 『極夜行』 角幡唯介

内容

ひとり極夜を旅して、四ヵ月ぶりに太陽を見た。まったく、すべてが想定外だった―。太陽が昇らない冬の北極を、一頭の犬とともに命懸けで体感した探検家の記録。

感想

冒険家気分を味わえ、人間の本質が垣間見れ、心配したり笑ったりハラハラしたり…1冊で色々な感情を引き出してくれた。体験するのが一番なんだろうけど、それはとても無理だから、映像ではなく角幡さんの言葉を通して、未知の世界を体感できた。

 

 

ノモレ

ノモレ

 

 『ノモレ』 国分拓

内容

ペルー・アマゾンの村長ロメウは、文明社会と未接触の先住民イゾラドが突如現れたと知らされる。ロメウの曾祖父が言い残した、百年前に生き別れになった仲間(ノモレ)の話。ロメウは、イゾラドが、その子孫ではないかと思い始めるが――。

感想

衝撃としか言い表せない内容。 取材当時2016年においても、文明社会と一切の関わりを持たない先住民族。 まず、地球上に未だに接触したことがない民族がいることに驚く。 言葉が通じない中「敵ではない」という態度を示すが、コミュニケーションすら満足に取れない。 まさに未知との遭遇。 前作『ヤノマミ』もオススメ。

 

 

・実用書

 

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

 

 『パパは脳研究者』 池谷裕二

内容

脳研究者・池谷裕二が、娘の4歳までの成長を、脳の発達と機能の原理から分析し、子育てのコツとして惜しみなくご紹介!専門家だから伝えられる「脳科学の育児術」は、大人にとっても新しい発見があること、間違いなし。

感想

脳科学者の子育て日記。子育てもろくにせず、研究結果をただ偉そうに書いてある本より親しみがあって私は好き。子どものちょっとした成長を脳科学的にわかりやすく解説してくれるから読みやすかった。コラム◎、早期教育に興味がある人にも良い。

 

 

『遺伝か、能力か、環境か、努力か、運ナノカ』 橘木俊詔

内容

格差が拡大し固定化する社会のなかで、いかに生きればいいか。格差研究の第一人者が知識を総動員し、その打開策を探る。

感想

子どもが出来ると特に考えちゃう「才能」だとかそういうものを。薄々感じてたことがまとめられていて、やっぱりね!ってと納得。変えられない運もあるけれど、それは捉え方次第だと私は思う。

 

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

『嫌われる勇気』 岸見一郎、古賀史健

内容

 アドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。

感想

他者の人生ではなく、自分の人生を生きる。ハッとさせられることも何個もあった。今、この瞬間、スポットライトを浴びていることを意識すれば、15年後、45歳の私は変わっているに違いない。ベストセラーになるのも納得。また読みたいと思った。 

 

 

 『「おカネの天才」の育て方 一生おカネに困らないために、親が子供に伝えるべき「おカネの話」』 ベス・コブリナー、関美和

内容

子供に賢いおカネの習慣と金銭感覚を身に付けさせるために、「おカネの使い方」「貯金」「借金」「保険」「投資」「学費」「社会への還元」などについて、子供の年齢層に応じたアドバイスを保護者に伝授します。

感想

子どもに教えるお金について書かれている本は珍しい。 私自身は、お金について親から教えてもらった記憶はない。 (お小遣い帳をつける、貯金する、闇金を利用しない・・・などは言われたけど) 生きていくうえで必要なことはわかっている。でも教え方がわからない。そんな私のような親にオススメ。

 

 

・児童書

 

赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

 

赤毛のアン』 ルーシー・モード・モンゴメリ村岡花子

内容

ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく―。 

感想

最後のアンの決断にマリラ目線で読んでしまい涙が。アンの前向きな姿勢は周りの大人たちをも変えていく。私はどんどんアンに魅力された。子ども頃読むのと大人になってから読むのと、面白いと思うポイントが良い意味で違う。少女向け児童書だと侮ってはいけない。 

 

 

鹿の王 1 (角川文庫)

鹿の王 1 (角川文庫)

 

 『鹿の王』 上橋菜穂子

内容

強大な帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。 その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾うが!?

感想

異世界の話は登場人物、国、土地などの関係を覚え浮かべながら読み進めるため、頭を使う。この手の話は小学生の頃の方が想像力豊かで上手くのめり込み、苦なく読めたような気がする。それでも話が面白いので、ページを捲ってしまう。そして、一度世界観に浸ってしまうと抜け出せない中毒性!

 

 

ワンダー Wonder

ワンダー Wonder

 

『ワンダー』 R・J・パラシオ、中井はるの

内容

生まれつき顔に障害があるオーガストは、はじめて学校に通うことになった。だが生徒たちはオーガストの顔を見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて「病気がうつる」と避けるようになる。一方で、オーガストの話をおもしろいと感じる同級生は少しずつ増えていた。そんなとき、夏のキャンプで事件が起こる……。

感想

どんな子でも学校に通っていれば良い日も悪い日もある。オギーは心が強い。子どもから大人まで考えさせられつつ、楽しめる本。女の子が主人公の『もうひとつのワンダー』もぜひ読んで欲しい。同じ出来事も視点が変わると見え方も変わってきます。

 

 

 

【読んだ本まとめ】2018年11月に本好き主婦が読んだノンフィクション本屋大賞『極夜行』など25冊紹介

11月は1日1冊を目標に読書していましたが、最後に失速。

計25冊の本を読んだ。

ノンフィクション作品にどっぷりはまり、後半は行動経済学関連の本も読み漁った。

ノンフィクションは『極夜行』でドカン!とやられました。

面白さ半端ない。

池谷裕二さんキッカケで行動経済学にも興味が◎

本を読めば読むほど次々に読みたい本が出てくる。

アマゾンの欲しいものリスト、図書館の予約リストの件数が増える、増える。

引き続き時間管理と速読を身につける術を学び、実行中。

 

2018年11月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:7576ページ
ナイス数:232ナイス

 

 

 

 

ズルい仕事術

ズルい仕事術

ズルい仕事術

 

仕事術ではあるけれど、人間性をも高める内容だった。勝間さんの魅力、強さも知った。自分の付加価値を高める。嘘をつかないこと、陰口・悪口を言わないこと、約束を守ること。当たり前のことだけど自信を持って「出来てます!」と言えるだろうか。信頼し、信頼出来る人間関係をきずくことが仕事がやりやすくなり、人生を豊かにしている。
読了日:11月02日

著者:勝間 和代

デジタル時代の基礎知識『マーケティング』 「顧客ファースト」の時代を生き抜く新しいルール

マーケティングを重要視した会社が注目され、未だにニーズも考えずに大量生産している会社もある。安さを売りにして、競い合って…行き着く先は?世代の違いかな、需要はある。別に毎年絶対大してアップデートされてないのに(しててもニーズのない)新商品を出さなくてもいいのにね、とか。
読了日:11月02日

著者:逸見 光次郎

告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実

告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実

告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実

 

幼なかったこともあり、全く事件に対して無知の状態で読んだ。検証もされずに23年目にしてやっと真実が明るみに出た。NHKが取材をしなかったら風化されていた。遠い歴史の出来事ではない、ほんの数年前は戦地であり、そこに日本の警察が武器を持たずに派遣されていたとは…アンコールワットなどすっかり観光地となったカンボジアの平和は文民警察のおかげだ。
読了日:11月04日

著者:旗手 啓介

43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層

43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層
 

あまりにも衝撃的な事件だったことを覚えている。初めてニュースを知ったとき、親は気が付かなかったの?と正直思った。同じ子を持つ母として、母親の視点も知りたかった。被害者、加害者の生い立ち、人間関係など事細かく事実が書かれている本書を読んだことで、ただの殺人事件ではなく、どの家庭でも起こりえる日本が抱えた社会問題だと知った。家庭にも家庭にも居場所がない少年、少女たちは日本に数えくれないいるのだ。
読了日:11月05日

著者:石井 光太

自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80

『パパは脳科学者』が面白かったので池谷裕二さんの他の著書も気になって読んだ。難しい内容なのにわかりやすく、親しみやすい文章が好み。いかに自分はのクセには気が付かないまま自信満々に生きてるか思い知らされた。自分は平等でモラルもあって、正しいとみんな思ってるんですね。価値基準なんて立場が変わればかわる。自分の認知バイアスを知ってて損はなし!
読了日:11月06日

著者:池谷 裕二

デジタル時代の基礎知識 『リサーチ』 多彩なデータから顧客の「すべて」を知る新しいルール

仕事には全然関係ないんだけど、興味があり読んだ。今の時代は知りたい情報しか目に入らないからリサーチ力は必要だと思った。シニア層へのアプローチはなかなか厳しそう。
読了日:11月06日

著者:石渡 佑矢

極夜行

極夜行

極夜行

 

ノンフィクション冒険本は人生初(だと思う)!現実は小説より奇なり。次々にトラブルは発生する。というか、大雑把なのに楽観的で心配になり、スリル感が増す。極限状態の冷静な判断には驚き。冒険家気分を味わえ、人間の本質が垣間見れ、心配したり笑ったりハラハラしたり…1冊で色々な感情を引き出してくれた。体験するのが一番なんだろうけど、それはとても無理だから映像ではなく角幡さんの言葉を通して未知の世界を体感できた。いやー、面白かった!知りたいジャンル、読みたい本が増えてしまった!
読了日:11月07日

著者:角幡 唯介

できない脳ほど自信過剰

できない脳ほど自信過剰

できない脳ほど自信過剰

 

前回読んだ『ココロの盲点』と重複している項目も多数あったけれど、こちらはエッセイということもあって最後まで楽しく読めた。オーパーツという単語が存在することが古代人を見下している、ロボットさを差別している、など本のタイトル通り自信過剰になっていることを気付かされた。最後に人工知能は心強い味方!というのを肝に銘じたい。
読了日:11月08日

著者:池谷 裕二

医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68

医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68
 

知っているか知らないか、実践するかしないかで将来大きな差になると思った。普段何気なく取っている食事、これからの人生を考えたら習慣化してしまった方が楽なんだよね、習慣化するまでが辛いけど。筋肉を付けたくてプロテインを飲み始めたばかりだけど、止めます…確かに原料なんだ?って感じです。健康に良いと思っていたことが裏目に。日頃から知識のアップデートが必要ですね。
読了日:11月09日

著者:牧田 善二

王妃の帰還 

王妃の帰還 (実業之日本社文庫)

王妃の帰還 (実業之日本社文庫)

 

女は派閥を作りたがる。どうしたって気が合う仲間、似た者同士がくっつき合う。ヒエラルキーとかカーストを作ろうと決して意識したわけではないけれど、そして別グループを意識して見下したり、羨ましがったり…。これはもう女の本能なんだと思う。けれど敵だったり、恨み合うばかりの相手でもない。そこが女の難しいところ。ラストシーンが好き、これこそ女の友情という感じがするから。
読了日:11月09日

著者:柚木 麻子

 

 

 

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

 

いくつか読書術本を読んだことがあるので、目新しさはなかった。重要な部分がマーカーしてあるので、読書術がまとめてあるノートという感じ。ステップごとにオススメ本があるところや読むべき本の探し方は参考になった。
読了日:11月11日

著者:西岡 壱誠

倒れない計画術:まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ!

倒れない計画術:まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ!

倒れない計画術:まずは挫折・失敗・サボりを計画せよ!

 

他の著書と重複している部分もあるが参考になる部分が多い。計画倒れの落とし穴、計画実行の悩みはビジネスシーンではあるあるだからすぐに反省、実行できる。パート主婦のスケジューリングもあるのは嬉しい。ビジネスマンだけが時間術、計画術を取得したいわけじゃないんだぞ!っと。『超時間術』も読んでみたい。
読了日:11月11日

著者:メンタリストDaiGo

名作なんか、こわくない

名作なんか、こわくない

名作なんか、こわくない

 

エッセイ+名作紹介。自分がいかに名作と言われる本を読んでいないか思い知る。が、好きな作家が好きな本というのは読みたくなる。こういう本を読んでいるから作品に響いているのかと頷ける。やっぱり柚木麻子さんには女のドロドロを描いてほしい。
読了日:11月11日

著者:柚木 麻子

遠くの声に耳を澄ませて

遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)

遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)

 

友達、家族、同級生、親戚…自分の知り合いのことを書かれているかのような短編集。心がちょっと温かくなるような短いお話。
読了日:11月12日

著者:宮下 奈都

一生分の好感と幸せを手に入れる NY流「見た目」のルール

一生分の好感と幸せを手に入れる NY流「見た目」のルール

一生分の好感と幸せを手に入れる NY流「見た目」のルール

 

ブログを楽しく読ませて貰っているので本もチェック。ブログで書かれていることをまとめた本。読んだことない人は参考になるかも?!日本人が抱くNYの人のイメージと実態は違いますよ、ビリオネアの人はこんな見た目ですよ、というリアルがわかる。
読了日:11月14日

著者:コモンるみ

独学術

独学術 (ディスカヴァー携書)

独学術 (ディスカヴァー携書)

 

独学術というより自分の知識、独学について語っている。具体的な術には書かれていない。多読する、オリジナル原本を読む、本を買う…など、この手の本では当たり前のこと書かれているかな。速読は否定的だったり、独学方法は自分に合っている方法を模索するしかないなぁと思います。独学術としては学ぶところが少なかったけど、知識があることによって見え方、考え方が広がるということはよくわかった。
読了日:11月15日

著者:白取 春彦

デジタル時代の基礎知識『SNSマーケティング』 「つながり」と「共感」で利益を生み出す新しいルール

時代はSNSだなぁーっとしみじみ思った。本書はフェイスブックツイッター、インスタグラム、ラインの基礎知識から分析方法まで網羅されてます。最新の成功事例もあってわかりやすい◎普段、使ってても見落としているキーワードもあって、個人で仕事してる人にも使える1冊だと思います。
読了日:11月16日

著者:林 雅之

充たされざる者 

充たされざる者 (ハヤカワepi文庫)

充たされざる者 (ハヤカワepi文庫)

 

今まで読んだカズオ・イシグロとは違うテイスト。登場人物も町も何もかもがぼんやりしている。主人公は約束を守ろうとして必死だけど、解決はせず後回しにしてばかり。頼まれたら全部引き受けるし、最後はどうなるの?とかなり長い大作にも関わらず読み進めてしまう魅力がある。私は最後までぼんやりしたまま読み終えてしまったので、また数年後に読み直したいと思う。ちょっとすぐには無理。

読了日:11月16日

著者:カズオ イシグロ

ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険)

ねじまき片想い (創元推理文庫)

ねじまき片想い (創元推理文庫)

 

独自のスタイルもあって、西嶋への片想いをガゾリンに仕事する姿はかっこいいと思った。後半になるにつれて、西嶋のようになっていく(魅力が薄れていく)宝子は歯がゆかった。
読了日:11月18日

著者:柚木 麻子

たべたいの 

たべたいの(新潮新書)

たべたいの(新潮新書)

 

食べ物に関するエッセイなのに食べたいと思わない。壇蜜独自の世界観は健在で文体は大好きなのに不思議。グルメエッセイではなく、壇蜜のエッセイとして楽しんだ。
読了日:11月20日

著者:壇蜜

ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観

ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観

ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観

 

全くの未知の文化と世界観にただただ驚いた。当たり前のことではあるが、自分の価値観がいかに狭い世界でつくられてきたかを思い知った。過去、未来という概念がなく、見たことあることしか信じない。アメリカ(やブラジ)文化に染まらず、独自の文化を貫く。自分のフツウが通用しない。ピダハンのように生きることは出来ないが、学ぶことはある。そして、30年以上もピダハンと共に暮らし、一般人にも面白く、わかりやすい本を出した著書にも感謝。
読了日:11月20日

著者:ダニエル・L・エヴェレット

日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

日航123便墜落の新事実  目撃証言から真相に迫る

日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

 

ずっと事故だと思い、事件の可能性すら疑ったことがありませんでした。事故なのか、事件なのか。ただ真実を知りたい。
読了日:11月23日

著者:青山透子

男と女の理不尽な愉しみ 

男と女の理不尽な愉しみ (集英社新書)
 

林真理子さんが聞き手に回り、壇蜜さんの良さを引き出しているように感じた。男と女と、世間を騒がした出来事を違った角度で語っていて面白い。
読了日:11月24日

著者:林 真理子,壇蜜

選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 

選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)

選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)

 

個人的にアメリカのように自分の意志優先で自分で何でも決めることが良いというような流れを感じていたが、社会的、文化的な背景で選択が変わり、幸せや満足度に影響についても触れられていることで私自身の選択に大いに参考になった。その他、実験が多岐に渡る点、読みやすさでも満足の1冊です。
読了日:11月27日

著者:シーナ アイエンガー

予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版

予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版

予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版

 

行動経済学おもしろい!自分で決めているつもりでも周りや社会に影響を受けている。それは仕方のないことだけど、知っているだけで決断を変えることが出来る。
読了日:11月30日

著者:ダン アリエリー

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【読んだ本まとめ】2018年10月に本好き主婦が読んだ本屋大賞『かがみの孤城』など13冊紹介

10月から仕事復帰。

子育て、家事に仕事と心も体もいっぱいいっぱい。

1日に数分でも読書をすることで精神を保っていた。

後半からは新しく新設された本屋大賞ノンフィクション部門にノミネートされた本たちを読み始める。

ノンフィクションにまで手を出すともう読みたい本があり過ぎて、

速読をマスターするしかないなという流れ。

単純。

 

 10月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:3728
ナイス数:175

 

 

さらさら流る

読了日:10月06日

著者:柚木麻子

あらすじ:28歳の薫はかつての恋人・光晴に撮影を許したヌード写真がネットにアップされていることを偶然発見する。なぜ6年も前の写真が出回るのか、光晴との付き合いを思い起こす。

さらさら流る

さらさら流る

 

一気に読み終えた。

女性の自分でも気が付かなかった女性の人権の弱さを知った。(スカート捲りをし、女性が恥ずかしがると男性が喜ぶシーンなどアニメでは定番化していること)

光晴は極端だけど、この手の性格の男性は少なからずいる。

薫がSOSを発信できてたのが救い。

「助けて」すら言えない人がほとんどだろう。

そして、もちろんサポートしてくれる家族と親友がいたことも。

おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

読了日:10月09日

内容:進化の結果、なぜかちょっと残念な感じになってしまった生きものたちを紹介し、進化の仕組みをわかりやすく解説。

おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

 

大人が読んでも面白い、知的好奇心を擽る1冊。

こちらの本を片手に動物園をブラブラするのも楽しそうだし、イラストではなく図鑑などで写真照らし合わせるのも面白そう。

インパクトのあるタイトル、わかりやすい解説のある内容、今どきの子どもが好きそうなイラスト、子どもが読みやすい字の大きさ、形状、カバーなど子どもを魅了する人気シリーズ納得。

小学生が選ぶ子どもの本総選挙1位!

学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No1!日比谷高校メソッド

読了日:10月09日

作者:竹内彰

内容:東大合格者数が低迷していた日比谷高校の学力をV字回復。体育祭、音楽祭、学園祭などにも熱心に力を入れ「豊かな人間性」をも大切にする校長の教え。

学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッド

学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッド

 

内容は当たり前といえば、当たり前の真っ当な内容。

自分が学生の頃を思い返してみれば、進学校は学校祭などの行事に力を入れていた。

部活動を一生懸命取り組んでいた子は引退した後、受験勉強にも必死だった。

面白い授業と面白くない授業が間違いなくあったし、先生のモチベも敏感に感じてたと思う。

学校も会社と同じ、工夫が必要。

日の名残り

読了日:10月10日

著者:カズオイシグロ

あらすじ:品格のある執事を追求し続けてきたスティーブンスはかつての女中に会いに短い旅に出た。旅中、長年仕えたダーリントン卿時代の日々を回想する。

執事の現在も過去にも

執事がイギリスを旅しながら、これまでの人生(仕事)の品格について思いを巡らす。随分、美化されているし、仕事に誇りを持っている。そうでないとやっていけない

ジュニアNISA入門 口座の作り方、買い方、増やし方がカンタンにわかる!

読了日:10月12日

著者:深野康彦

内容:「子や孫を幸せにする」という視点を入れて最適な活用法を提示する初心者でもわかりやすいNISAの本。

ジュニアNISA入門―――口座の作り方、買い方、増やし方がカンタンにわかる!

ジュニアNISA入門―――口座の作り方、買い方、増やし方がカンタンにわかる!

 

孫への贈与にはジュニアNISAという方法もあるよ、と年配の方々向けに書かれた本。

タイトルはジュニアNISAだが、贈与税についても基本的なことがわかる。

子どもの教育資金を貯めるために学資保険との比較、ジュニアNISAを始める前のチェック項目もあり、子育て世代の私には有り難い内容だった。

NISAで出てくる用語についてもわかりやすく解説、例もあり、他の本ではわからなかった点が理解できた。

私にふさわしいホテル

読了日:10月14日

著者:柚木麻子

あらすじ:あふれんばかりの野心と奇想天外なアイディアで自分の小説家デビューの道を切り開いていくパワフルストーリー

私にふさわしいホテル (新潮文庫)

私にふさわしいホテル (新潮文庫)

 

爽快!

小説家デビューを目指す女性ののし上がりストーリー。

日本の出版業界ってこんな感じなの?書いちゃっていいの?と小説家、編集者の裏の顔を知ってしまったような感じ。

サラリと実在する小説家の名前が出てくるのが面白い。

一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門

読了日:10月15日

著者:竹川美奈子

内容:個人型確定拠出年金、愛称「iDeCo(イデコ)」を徹底解説!

iDeCoについてだけでなく、老後資金の貯め方、節税についても勉強になった。

初心者でもわかるように書いてあるが、結局始めてみないとわからないし、始めてみたらわからないことも出てくると思う。

ユニクロ潜入一年

読了日:10月21日

著者:横田増生

内容:新宿のビックロなどユニクロ3店舗でバイト店員として勤務し、サービス残業、人手不足、パワハラ、無理なシフト、出勤調整で人件費抑制などの実態を暴く。

ユニクロ潜入一年

ユニクロ潜入一年

 

出だしの潜入取材するまでの流れは著者に対してあまり良い印象ではなかった。

が、実際に店員として働きながら、UNIQLO内部の実態を暴いていくのは面白かった。

店員として一生懸命に働き、改善点を挙げているところで著者の真面目さも伝わる。

店長(トップ)に立つ人によって店(会社)の雰囲気、働きやすさは変わる。

現場を重視しないと痛い目にあうのでは?(と、ちょうど踊る大捜査線見てるからか思ってしまう)カリスマがいなくなったときのUNIQLOの運命は…。

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語

読了日:10月27日

著者:内田洋子

内容:山奥に本を愛し、本を届ける人々がいた。15世紀からルネッサンス、そして現代。創世記の本を運び、広めた、名もなき人々の歴史が明かされる。

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語

 

本好きにはたまらない1冊。

著者の紀行エッセイでイタリタ本屋の歴史がわかる。

農作物も育たない何もない山奥で生きるために本を売りに出るモンテレッジォの人たち。

古本屋との出会いからイタリア中を駆け巡る著者の内田さん。

情熱と行動力が強い!

かがみの孤城

読了日:10月28日

著者:辻村深月

あらすじ:学校での居場所をなくしたこころは輝く鏡をくぐり抜け、城のような不思議な建物へ。そこには似た境遇の7人が集められていた。

かがみの孤城

かがみの孤城

 

 一気読み。納得の本屋大賞

辻村さんの本は好きだけど、個性が強すぎるキャラや辻褄合わせに感じるミステリー、長い背景描写に疲れることもあった。が、それがない。

でもでも辻村さんらしさ、強みはちゃんとあって、完成度が高いと思った。いやー、面白かった!

ノモレ

読了日:10月30日

著者:国分拓

内容:奴隷にされた曾祖父が、100年以上前に密林で生き別れになった仲間。突如出現したイゾラドは、彼らの子孫、我々のノモレではないのか―。現代人の価値観に挑むノンフィクション。

ノモレ

ノモレ

 

まずはイゾラドの存在に驚き、ワクワクした。

これは小説ではなく、ノンフィクションなのだ。

言葉が通じないという単純な問題だけではない、文化があまりにも違いすぎる。

そこが難しくもあり、読む側としては楽しみる部分だった。

この交流はどうなるのか、問題は解決されるのか、きれいな終わりはない、今もまだ続いている。

行動する時間を生み、最速で結果を出す 速読思考

読了日:10月30日

著者:角田和将

内容:速読を勧める指南書ではなく、毎日の時間の「質」と「量」を変えるための本。

行動する時間を生み、最速で結果を出す 速読思考

行動する時間を生み、最速で結果を出す 速読思考

 

仕事、育児、家事と読書時間へあてられる時間が減った為、速読を身につけたくて読んだ。

速読は手段であって目的ではない。

こちらを実践し、速読を身に着けたい。

軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い

読了日:10月31日

著者:松本創

内容:「組織事故」を確信した淺野は、JR西日本自身による原因究明と説明、そして、組織と安全体制の変革を求め、遺族と加害企業による異例の共同検証を持ち掛けた。

自分が事故にあう可能性、また遺族になる可能性。

そして、加害者側になってしまうとことも十分考えられると思った。

事故の原因のほとんどがヒューマンエラーなのだから。JR西日本の会社体質は元国鉄だからという特別なものではない。

犯人探し、個人の責任追求、組織的な隠蔽…今も相変わらず、似たようなニュースが報道されている。

読書メーター

 

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【ブックガイド】本好きアラサー主婦オススメの小説家・柚木麻子の人気『アッコちゃん」シリーズから最新刊『マジカルグランマ』まで20冊紹介!

※2020/05/24 読了した本のコメント追加

本好き主婦の私、ただいま柚木麻子さんブーム!

数年前、人気シリーズの『ランチのアッコちゃん』に出会った時は気軽に読める小説を書く作家さんという位置づけだった。

が、女性特有のドロドロとした世界が描かれた『ナイルパーチの女子会』で印象が変わり、『本屋さんのダイアナ』ですっかり虜になった。

ストーリーは明解で面白く、登場人物たちはキャラ立ちしているから、読者は頭の中で映像化しやすいのが特徴。

実際に『嘆きの美女』『ランチのアッコちゃん』『 伊藤くん A to E』はドラマ化(と映画化)されている。

先輩からのアドバイス「“ミステリー”と“食”は売れる」を忠実に守り、ちょっとした謎と美味しそうな食の描写が満載な所もポイントだ。

今後もっともっと活躍しそうな作家の一人だと個人的には思っている。

そこで、読んだことがない人のために簡単にではあるけれど、柚木麻子作品を紹介したい。

 

パラメーター

【読みやすさ】 平易 ・・・・ 難解

【作風】 リアル ・・・・ シュール

【登場人物】 少なめ ・・・・ 多め

【雰囲気】 暗め ・・・・ 明るめ

 

 

 

 

終点のあの子

デビュー作。

女子高でありがちな少女達の残酷さがいたい。

あらすじ

女子高の内部進学である希代子は、高校から入学した風変わりだが魅力的な奥沢朱里に声をかけられた。一緒にお昼を食べる仲になったが、希代子にある変化が起こる。 

オススメ度 

★★☆ 星2つ

終点のあの子 (文春文庫)

終点のあの子 (文春文庫)

 

 

あまからカルテット

恋×仕事×食=女子会

羨ましい仲良し4人組!

あらすじ

薫子は編集者、満里子は美容部員、咲子はピアノ教師、由香子は専業主婦。仲良し4人組が恋に迷い仕事に悩みながらも友情の絆で乗り越えていく連作集。

オススメ度

★★☆ 星2つ

あまからカルテット (文春文庫)

あまからカルテット (文春文庫)

 

 

嘆きの美女

シンデレラストーリー。

最後には耶居子を好きになる。

あらすじ

顔も性格もブスな耶居子は、美人専用悩み相談サイト「嘆きの美女」を荒らすことが楽しみだった。ところが、ある出来事をきっかけに「嘆きの美女」の管理人のいる、お屋敷で同居するハメに…。

オススメ度

★★☆ 星2つ

嘆きの美女 (朝日文庫)

嘆きの美女 (朝日文庫)

 

 

けむたい後輩

柚木麻子お得意の女子の人間関係。

女子大生恐るべし!

あらすじ

金持ちで、才能をもてあまし、男にのめりこむ「栞子」は、ダサくて真面目な後輩・「真実子」の憧れのひと。自分の魅力に気付けない女子大生の繊細な心模様をコミカルに描いた共感度100%の成長物語。

オススメ度

★★☆ 星2つ

けむたい後輩 (幻冬舎文庫)
けむたい後輩 (幻冬舎文庫)
 

 

早稲女、女、男

早稲女の他、有名大学の女性が続々登場。

出てくるキャラが全員濃い!

あらすじ

自意識過剰で不器用で面倒臭い早稲女の香夏子には、留年を繰り返す脚本家志望のダメ男・長津田という腐れ縁の彼氏がいる。しかし、内定先の紳士的な先輩に告白されて…。

オススメ度

★☆☆ 星1つ

早稲女、女、男 (祥伝社文庫)

早稲女、女、男 (祥伝社文庫)

 

 

私にふさわしいホテル

キューティ・ブロンド並みにのし上がっていくのが爽快。

パワフル女子!

あらすじ

「元アイドルと同時受賞」という、史上最悪のデビューを飾った新人作家・中島加代子。絶体絶命のトラブルに次々と襲われながら、あふれんばかりの野心と、奇想天外なアイデアで加代子は自分の道を切り拓いていく―。

オススメ度

★★☆ 星2つ

私にふさわしいホテル (新潮文庫)

私にふさわしいホテル (新潮文庫)

 

 

王妃の帰還

似たもの同士がグループになるのが女子の世界。

王妃をどうやって帰還させるのか!

あらすじ

聖鏡女学園中等部二年の範子は、仲良しグループで地味ながらも平和に過ごしていたが、公開裁判に掛けられ地位を失った滝沢さんを迎えることとなり、グループの調和は崩壊!

オススメ度

★★☆ 星2つ

王妃の帰還 (実業之日本社文庫)

王妃の帰還 (実業之日本社文庫)

 

 

ランチのアッコちゃん

柚木麻子といったら「ランチのアッコちゃん」シリーズ。

まずは読んでみて欲しい1冊。

あらすじ

OL三智子はランチタイムを上司「アッコ女史」の指令のもと、大手町までジョギングで行き、移動販売車の弁当を買ったり、美味しいカレー屋を急遽手伝うことになった。 

オススメ度

★★★ 星3つ 

2014年本屋大賞第7位!ガールズ応援小説「ランチのアッコちゃん」柚木麻子 - 読書は趣味というより娯楽です

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

 

 

伊藤くん A to E

恋は盲目。

読者からは全く魅力的に見えない伊藤くん。

あらすじ

それぞれに魅力的な5人の女性を振り回す、伊藤誠二郎。 見た目はいいが、自己中心的。人を平気で傷つける男のどこがいいのか。

オススメ度

★☆☆ 星1つ

【恋愛ミステリー小説】恋愛に行き詰った女性にオススメのドラマ・映画化された『伊藤くんAtoE』柚木麻子 - 読書は趣味というより娯楽です

伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)

伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)

 

 

その手をにぎりたい

イマドキ働く女子の先輩!

バブル前後にタイムスリップしたみたい。

あらすじ

80年代。都内のOL・青子は、偶然入った鮨店の味にのめり込む。お店の職人・一ノ瀬への思いを抱きながら、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続ける。 

オススメ度

★☆☆ 星1つ

その手をにぎりたい (小学館文庫)

その手をにぎりたい (小学館文庫)

 

 

 

 

本屋さんのダイアナ

本好き女子にはたまらない1冊。

読んだ後、主人公と同じように成長しているはず。

あらすじ

自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と同級生の彩子だけが光を与えてくれた。少女から大人への長編小説。 

オススメ度

★★★ 星3つ

【ダブルヒロイン】少女から大人へ心の成長…本好きだった女性は虜になる『本屋さんのダイアナ』柚木麻子 - 読書は趣味というより娯楽です

本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

 

 

ねじまき片想い〜おもちゃプランナー・宝子の冒険〜

仕事にも恋にも、素直に真っ直ぐな主人公。

奥手で鈍感すぎるのに応援したくなる。

あらすじ

老舗おもちゃ会社で働く富田宝子は、取引先のデザイナー西島に5年も片想いをしている。彼に次々と降りかかる災難を解決していくが、西島は宝子の奮闘にまったく気がつかない・・・。

オススメ度

★★☆ 星2つ

ねじまき片想い (創元推理文庫)

ねじまき片想い (創元推理文庫)

 

 

3時のアッコちゃん

五感をフルに使えば、いいアイディアもきっと思いつく?!

これを読んでアッコちゃんに仕事を教わろう。

あらすじ

三智子はシャンパンのキャンペーン企画チームに入っているが、 会議は停滞してうまくいかない。そこに現れたの懐かしのアッコさんがお茶とお菓子で会議の進行を激変させていく。

オススメ度

★★☆ 星2つ 

【アッコちゃんシリーズ第2弾】働く女子の悩みをズバッと解決『3時のアッコちゃん』柚木麻子 - 読書は趣味というより娯楽です

3時のアッコちゃん (双葉文庫)

3時のアッコちゃん (双葉文庫)

 

 

ナイルパーチの女子会

女子ってこわい。

小説は極端だけど、あながち間違いではないと思う。

あらすじ

商社で働く志村栄利子は愛読していた主婦ブロガーの丸尾翔子と出会い意気投合。だが他人との距離感をうまくつかめない彼女は・・・。友情とは何かを描いた問題作。

オススメ度

★★☆ 星2つ 

ナイルパーチの女子会 (文春文庫)

ナイルパーチの女子会 (文春文庫)

 

 

幹事のアッコちゃん

待ってましたアッコちゃん!

どんな人もアッコちゃんの手にかかれば、必ず変われます。

あらすじ

妙に冷めている男性新入社員、敵意をもってやって来た取材記者、時間の使い方が下手な“永遠の部下”澤田三智子をアッコ流アドバイスで3人は変わるのか。アッコ女史にも一大転機が・・・。 

オススメ度 

★★☆ 星2つ

ベストセラー第3弾!すべてのお仕事女子、社会人へ「幹事のアッコちゃん」柚木麻子 - 読書は趣味というより娯楽です

幹事のアッコちゃん

幹事のアッコちゃん

 

 

奥様はクレイジーフルーツ

奥様は現実と重なる部分もあるかも。

深刻な問題もサラリと読ませてしまうのはさすが!

あらすじ

夫と安寧な結婚生活を送りながらも、セックスレスに悩む初美。この幸せを守るためには、性欲のはけ口が別に必要…なのか?

オススメ度

★☆☆ 星1つ

奥様はクレイジーフルーツ

奥様はクレイジーフルーツ

 

 

BUTTER

梶井真奈美に翻弄された。

濃厚なバター料理が食べたくなる。

あらすじ

木嶋佳苗事件から8年。男たちから次々に金を奪った末、三件の殺害容疑で逮捕された女、梶井真奈子。世間を賑わせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿だった。

オススメ度

★★★ 星3つ

BUTTER

BUTTER

 

 

さらさら流る

自分には関係がないとは言い切れない。

勇気を出して「SOS」が言えることの大切さを痛感。

あらすじ

28歳の井出菫は、かつて恋人に撮影を許したヌード写真が、ネットにアップされていることを偶然発見する。なぜ6年も前の写真が出回るのか・・・。

オススメ度

★★☆ 星2つ

さらさら流る

さらさら流る

 

 

デートクレンジング

自分で自分に呪いをかけている。

30代の女の友情のカタチ。

あらすじ

茶店で働く佐知子はアイドルグループのマネージャーをする親友・実花が初めて曝け出した脆さを前に、大切なことをを告げられずにいて・・・。

オススメ度

★★☆ 星2つ

デートクレンジング

デートクレンジング

 

 

マジカルグランマ 

現実にはいない便利なタイプの人間。マジカル〇〇の危うさは考えさせられる。

何歳からでも物事は挑戦できるぞ!と前向きになる小説。

あらすじ

理想のおばあちゃんから脱皮し、身軽になっていく75歳・正子。自宅をお化け屋敷のテーマパークにすることを思いつくが・・・。

オススメ度 

★★☆ 星2つ

 

マジカルグランマ

マジカルグランマ

  • 作者:柚木 麻子
  • 発売日: 2019/04/05
  • メディア: 単行本
 

 

 

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【読んだ本まとめ】2018年9月に本好き主婦が読んだ14冊紹介

読んだ本の数:14
読んだページ数:3862

 

9月があっという間に終わった。

娘の誕生日、保育園準備と入園。

娘と二人っきりの旅行、職探し。

と、イベント盛りだくさん。

後半は本を読む余裕もなくなってた。(現在も)

早く新しい生活リズムに慣れて、本を読む時間を確保したい。

 

 

 

 

『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』 池谷裕二

脳科学者の子育て日記。

子育てもろくにせずに研究結果をただ偉そうに書いてある本より、親しみがあって私は好き。

子どものちょっとした成長を脳科学的にわかりやすく解説してくれるから読みやすかった。

コラム◎、早期教育に興味がある人にも良い。

娘を溺愛しているのが伝わってきて、同じく娘を溺愛している私もほんわかした。

ママガール2019春号でモデル尾形沙耶香さんが紹介していました!

オススメ度 ★★★ 星3つ

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

 

 

『短編で読み解く村上春樹

村上春樹好きが読む本。

短編が書かれた時期の背景や長編の影響、移り変わりが知れた。

以前読んだことがあるようなに錯覚に陥ることがあるのは長編に繋がるものがあるからか。

初めて村上春樹を読む人向けの指南書となっているが、既に何冊か読んでいて村上春樹好きが読むような本だと思った。

オススメ度 ★☆☆ 星1つ

短篇で読み解く村上春樹

短篇で読み解く村上春樹

 

 

 

『けむたい後輩』 柚木麻子

女子のプライドがぶつかり合う小説。
エピローグはスカッとした。

栞子と黒木みたいな自分がいてモヤモヤ。

失敗が恐くて、何もしないでいる。

オススメ度 ★★☆ 星2つ

けむたい後輩 (幻冬舎文庫)

けむたい後輩 (幻冬舎文庫)

 

 

『1才からのピアノレッスン』 遠藤蓉子

ピアノの先生向けの本。

1歳になる娘にリトミックに通わせるか悩んでいたが、自宅で自分でも出来そう?と思い、こちらを読んだ。

内容がわかりやすく、ピアノを習ったことがなくても出来そう。

絵本の読み方など幼児教育も書かれている。

早速、取り組みたい。

赤ちゃんのレッスンは、お花の種を土に蒔いて。まだ芽を出さない時に一生懸命お水をやるのと似ています。愛情をもってお水をあげればそれだけきれいな花を咲かせてくれます。

ピアノを使わないピアノのレッスン、歌と踊り、おえかき、絵本、リトミックのレッスンからレッスンスケジュールまで1冊で全てを網羅。

3才くらいの子どもまで使える1冊。

オススメ度 ★★☆ 星2つ

1才からのピアノレッスン (21世紀の新しい音楽教室のために)

1才からのピアノレッスン (21世紀の新しい音楽教室のために)

 

 

『噂は噂 壇蜜日記4』 壇蜜

壇蜜のエッセイ第4弾。

毎回買ってる数少ない本。

言葉には気を使っているだろうが、飾らない素の日常(おそらく)が垣間見れるところがお気に入り。

その一文を読むだけで“壇蜜だ!”とわかる個性のある(卑屈な)文章も好き。

これが最後なの?毎年の楽しみが減るのは辛い。

2017/1/26 晴れ

 天気がよく気分が良いので自分が言われてきた悪口を思い出す。思春期に散々デブだのブスだのバカだの言ってきた者は今どうしているだろう。醜いものが嫌いな様子だったからさぞかし美しく聡明でスマートな者になっているだろう。新人時代から(今でも)ババア消えろ代わりはいると言ってきた若人たちは今何しているだろう。老いることとありふれたことが嫌いな様子だったからさぞかし若々しくオリジナリティのある者になっているだろう。彼らが幸せになってもらわないと困る。

オススメ度 ★★☆ 星2つ

噂は噂 壇蜜日記4 (文春文庫)

噂は噂 壇蜜日記4 (文春文庫)

 

 

羊と鋼の森』 宮下奈都

ピアノの調律の世界に魅せられた青年の小説。

第13回本屋大賞 第1位!

調律に全く無縁に生活していても、ピアノ、音楽を知らなくても最後まで楽しむことができる1冊。

無知な人でもわかりやすいように説明文ではなく、ストーリーに溶け込んでいるように教えてくれる。

書き上げるのに細かいところまで丁寧に調べ、取材したことが伝わる。

北海道の自然描写がリアルで、北海道育ちの私には懐かしかった。

映画も見てみたくなった。

「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」

 ああ、たしかに。たしかにそうだ。明るく静かに澄んで懐かしい。甘えているようで、きびしく深いものが湛えている。夢のように美しいが現実のようにたしかな音。

 それが、板鳥さんのつくり出す音だ。僕の世界を変えた音だ。僕はその音に憧れている。

オススメ度 ★★★ 星3つ

羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森 (文春文庫)

 

 

わたしたちが孤児だったころ』 カズオ・イシグロ

両親の行方を突き止めるために探偵になった主人公の小説。

信頼できない語り手ということを意識して読んだ。

人の記憶というものは曖昧。主人公のバンクス本人が信じていることと客観的な事実とのズレにやきもきした。

日中戦争中だというのに(しかも戦地)白人のというかイギリス人の生活に驚き。

自分に直接関係がないことには無関心。

オススメ度 ★★☆ 星2つ

わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)

わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)

 

 

『没頭力「なんかつまらない」を解決する技術』 吉田尚記

 楽しく感じるスキルを身につける本。

「なんかつまらない」そう思い、スマホを触って数時間経っていた!ということが多々ある。

その行動に没頭出来ていればいいのだけど。

フロー状態を一度体験するとヤミツキになる。

が、その状態にもっていく方法がわからなかったので参考になった。

オススメ度 ★☆☆ 星1つ

 

 

『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』 神田桂一、菊池良

暇つぶし本。

文豪ばかりではなく、ブロガーやミュージシャンなども登場。

頭を使わないで「あー、わかる!わかる!」と知っている文体には笑える。

オススメ度 ★☆☆ 星1つ

もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら (宝島SUGOI文庫)

もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら (宝島SUGOI文庫)

 

 

 

『ツバキ文具店』 小川糸

 鎌倉に住んでいる人々は毎日を丁寧に生きているように感じる。

小説、ドラマ、映画の世界だからそう描いているのかもしれないけれど。

義母が筆豆なので、私も手紙を書く機会が増えた。

こちらを読んできちんとした作法を知れ、物語としてだけじゃなく手紙や文具の知識も増えた。

オススメ度 ★★☆ 星2つ

ツバキ文具店 (幻冬舎文庫)

ツバキ文具店 (幻冬舎文庫)

 

 

億男』 川村元気

お金で人は変わるのか。

本人は借金を肩代わりし、貧乏になって苦労もするし、宝くじが当たり、お金持ちになって苦悩する。

読みやすい小説で映画化されるのも納得のわかりやすいストーリーと個性豊かなキャラクターが登場する。

オススメ度 ★★☆ 星2つ

億男 (文春文庫)

億男 (文春文庫)

 

 

『BUTTER』柚木麻子

虎がバターになったのは、一体誰が悪いのか。

中盤まで里佳のようにカジマナ信者になっていく自分がいた。

自分の欲求のままに食べ、他人からの視線を気にしない生き方が出来ればどんなに楽だろうと思うから。

里佳、カジマナ、伶子を通し、日本社会での女性の生きづらさを痛感した。

が、希望もあるし、生きやすくなる道もあるということを最後に示されていたところが良かった。

本のタイトル通り、バターがよく出てくる。

読み終わった後、料理にバターをたっぷり使うようになった気がする。

絵本『ちびくろサンボ」を知っていると更に楽しめると思う。

オススメ度 ★★★ 星3つ

BUTTER

BUTTER

 

 

『女のいない男たち』 村上春樹

村上春樹テイストの短編集。

『ドライブ・マイ・カー』『イエスタデイ』『独立器官』『シェエラザード』 『木野』『女のいない男たち』 

4年ぶりに読む。

すっかり内容を忘れている。

相変わらずの“何かが足りない男”が登場し、村上ワールドへ。

後半の短編になるにつれ、暗さ、怖さ、不思議が増すように感じた。

私は『ドライブ・マイ・カー』が好き。

運転手の渡利が好みのキャラクターだから。

オススメ度 ★★★ 星3つ

女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

 

  

『税金がタダになる、おトクな「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門』 竹川美奈子

NISA入門本。

つみたてNISAを始めたく読んだ。基本的なことが書かれ、一般NISAとの違いもわかりやすい。

が、まだ疑問もあり。

超初心者のせいか、常識がないせいなのか…。

それは自分でネットで調べたりしなくてはいけない。

ジュニアNISA、iDeCoにも触れらている。

iDeCoの本も読みたいと思った。

オススメ度 ★★☆ 星2つ

 



 

 

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